ロイヤルファミリーでも悩みは同じ
紳士服の聖地イギリスのロイヤルファミリーの一員であるチャールズ皇太子は、EmmaWillis(エマ・ウィリス)のシャツを数年前から愛用。そこでチャールズ皇太子は、ブランドの工房を訪問し、そこで働くプロフェッショナルたちと対面した。
工房を見学した際に、新しい洋服を贈られたチャールズ皇太子。すると、なんとも共感してしまう、こんな冗談を口にした。
「私の採寸サイズを知っていますものね。同じ数字をキープすることに苦労していますよ。永遠に終わらない闘いですね」
あまり動かなくていい生活環境にいる現代人にとって、健康な身体を維持するためには努力が必要。それはもちろん将来の国王であるチャールズ皇太子にも同じことのようで、日ごろから健康でいるために気をつかっていることを匂わせた。
チャールズ皇太子、ブランドの活動に感謝
また、今回チャールズ皇太子がブランドを訪れたのは、彼らが行なっているチャリティ活動Style for Soldiersに対して感謝を伝えるため。
12年前に、エマが、アフガニスタンやイラクで負傷した兵士の入院する病院を訪問し、兵士たちのためにオーダーメイドのシャツを制作してプレゼントしたことから始まったこのチャリティ。
「ここに来たのは、素晴らしいシャツやズボンなどを作っていることと別に、あなたがしている素晴らしいことに感謝を伝えたかったからです。軍兵士や、なんらかの形で傷を負うという恐怖を経験した人々のために、あなたがしてくれていることです。あなたが行なっていることは素晴らしい」
そう思いを語ったチャールズ皇太子は、メッセージ性のあるファッションに関心が高く、サステナブルなパンクブランドとして有名なVin + Omiとのコラボレーションを2度にわたって行なっている。(フロントロウ編集部)