生まれつき障がいを持つ動物たち
先天性の異常を持つ動物たちをケアし、里親を見つける活動をするチャリティ団体TheMia Foundationは、数年前にハーマンという鳩を保護した。
1つの場所で3日間動くことなくいたというハーマンは、脳にダメージを負っていると見られており、飛ぶことが出来ないという。鳩であるハーマンには里親を探しておらず、団体が一生世話していくそう。
そんななか、1匹の新入りが数週間前にやってきた。
生後8週間のチワワであるランディーは、ブリーダーによって連れられてきたそう。生まれた直後は歩いていたというランディーだけれど、ある日突然歩くことを止めてしまったという。
鳥と犬の友情
The Mia Foundationの創設者で、2匹を世話するロジャース氏は、ある日、犬用ベッドの上で飼っていたハーマンのもとに、ランディーを寝かせてみたと米Peopleに明かす。最初は2匹の様子を注意深く見ていたロジャース氏だったけれど、その後すぐに、心配は無用だったことに気がついたという。
なぜなら、2匹がとっても仲良くなったから。
種の垣根を超えて仲良くなった2匹の姿には、すでに多くのファンがおり、ペアのインスタグラムアカウントもあるほど。また、2匹をきっかけにThe Mia Foundationを知った人々から、多くの寄付金が届いているという。
しかし、ロジャース氏は、ランディーにはいつか里親を見つけたいと考えているそう。
ランディーが歩けない要因としては、脊髄になんらかの障がいがある可能性が考えられており、車イスを使って動けるように練習させていく計画だという。
とはいえ、まだまだ身体が小さいランディーは、まずは大きくなることが必要だそうで、ランディーとハーマンはその時まで友情を育んでいく。(フロントロウ編集部)