そもそも「コンブチャ」とは？
初めて耳にする人は「昆布茶？」と思うかもしれないけれど、実は全くの別物。ここでいう「コンブチャ」とは、紅茶やお茶に菌株を漬けることで作られる発酵飲料のこと。
腸内にある善玉菌の働きを助ける物質「プレオバイオティクス（オリゴ糖や食物繊維など）」を豊富に含み、整腸作用のほかにも、免疫力アップ、美肌効果、疲労回復など、美容と健康に嬉しいさまざまな効果が期待される。
日頃から美容に気を使っているセレブたちにも愛飲者が多く、レディー・ガガや女優のジェシカ・アルバ、トップモデルのアドリアナ・リマ、リアリティスターのカイリー・ジェンナーなど名前を挙げるとキリがない。
左からアドリアナ・リマ、カイリー・ジェンナー、ジェシカ・アルバ
菌のチカラを活かしたスキンケア
そんな人気の高い「コンブチャ」を使ったスキンケア商品が、海外でいま話題を呼んでいる。
皮膚科医のシャサ・フー医師によると、近年の研究でプロバイオティクス（乳酸菌やビフィズス菌など）には、肌のバリア機能を高める効果があるとわかり、「ニキビなどの肌トラブルへの改善が期待できる」と米メディアShapeでコメント。
さらにニューヨーク市を拠点とする皮膚科医のハドリー・キング医師は「コンブチャには、ビタミンB1、B6、B12、ビタミンCなどの抗酸化物質が豊富に含まれている。そのため肌を保湿してくれるだけでなく、紫外線ダメージなど美白ケアにも役立つ」と説明。
しかし、発酵飲料のコンブチャを直接顔に塗るのはNG。キング医師は「通常のコンブチャは弱酸 (pH3前後) のため、薄めないと肌に刺激を与えることがある」と話し、代わりに肌に合わせて特別に調合されたスキンケア商品を使うべきだと勧めている。
人気のコンブチャ・スキンケア
「コンブチャ・スキンケア」でとくに人気の高いアイテムが、海外でカルト的人気を誇るスキンケアブランド「グロウ・レシピ（Glow Recipe）」の姉妹ブランド「スイート・シェフ（Sweet Chef）」の「ジンジャーコンブチャ+ビタミンD チルミスト」。
爽快感のある付け心地で、 同ブランドのCEOのクリスティーン・チャンは、顔にシュッとひと吹きするだけで「肌をリフレッシュし、一日中肌のバリアを強化してくれる」という。
もうひとつ人気なのが、ボストン生まれのナチュラルスキンケアブランド「フレッシュ（Fresh）」の「ブラックティー コンブチャ フェイシャルトリートメントエッセンス」。
コンブチャのバリア機能を高める効果を利用し、小じわや肌トラブルのもとになる空気中にある汚染された粒子やガスなどから肌を保護。肌にうるおいを与え、みずみずしく明るい肌へと導いてくれる。
肌にうれしいことがいっぱいのコンブチャ・スキンケア。どれも並行輸入で入手可能だから、気になる人は試してみる価値あり。（フロントロウ編集部）
