国際女性デーにネトフリと国連がタッグ
タブーに迫る大胆なテーマやどんな人でも共感できる多様なストーリーの作品を多く世に送り出している動画配信サービスのNetflix(ネットフリックス)が、国連機関のUN Womenとタッグを組んで、3月8日の国際女性デーに見たい作品をラインナップ。
2020年の国際女性デーは、「平等のための1人(Each for Equal)」をスローガンに、個人が力を合わせて男女平等を実現していこうと訴える。そんなテーマに合わせて、ジェンダー平等と女性のエンパワメントのために活動する国連機関のUN WomenとNetflixは、「BecauseShe Watched(※なぜなら彼女が見たから)」というネーミングで、オリジナル以外の作品を含めた50作品以上のコレクションを発表。
このコレクションは、メインキャラクターが女性の作品はもちろん、監督やプロデューサーといった作品を指揮する制作陣が女性の作品も選出されている。
ラインナップは、『ストレンジャー・シングス』のミリー・ボビー・ブラウンや、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のラヴァーン・コックスといった女優陣のほか、蜷川実花など女性クリエイターなど、ずべて女性によって選ばれている。
今回NetflixとコラボレーションしたUN Womenのアニタ・バティアは、「このコラボレーションは、女性のストーリーと多様な女性の姿を伝えることへの挑戦を意味します。目につかないものを照らし、画面上に映る女性やカメラの裏にいる女性、物語の背景にある女性を表現することで、社会の繁栄につながると証明するのです」と、コメントを発表した。
「Because She Watched」作品ラインナップ
年内まで配信されるという、女性のエンパワメントを応援する「Because She Watched」のラインナップの一部をご紹介。
映画は、スカーレット・ヨハンソン主演の『マリッジ・ストーリー』や、サンドラ・ブロック主演『バード・ボックス』、ヤリッツァ・アパリシオ主演『ROMA/ローマ』、ジュリア・ロバーツ主演の『ノッティング・ヒルの恋人』といった、話題作・ヒット作が選ばれ、ドラマは『セックス・エデュケーション』、『ル・ポールのドラァグ・レース』、『ザ・クラウン』、『アンビリーバブル
たった1つの真実』といった様々なテーマの作品が選ばれた。
また、ビヨンセのコーチェラでのステージを追ったドキュメンタリー番組『ホームカミング』や、テイラー・スウィフトのドキュメンタリー番組『ミス・アメリカーナ』もラインナップに含まれており、さらに日本に関連した作品としては、中谷美紀&池田エライザ主演、蜷川実花の初監督ドラマ『フォロワーズ』や、近藤麻理恵のシリーズ番組『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』が選ばれている。(フロントロウ編集部)