大物ラッパーのエミネムがニューアルバム『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』の収録曲「ゴジラ」のMVを公開した。(フロントロウ編集部)

『ゴジラ』MVが公開

 大物ラッパーのエミネムが1月にゲリラリリースしたニューアルバム『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ(Music To Be Murdered By)』の収録曲「ゴジラ」のミュージックビデオを公開。

 同曲は、2019年12月に誤って薬物を過剰摂取したことによって急死したラッパーのジュース・ワールドをフィーチャリングした楽曲。エミネムが得意とする早口ラップが特徴で、なんと30秒間に229もの単語を刻み、世界記録を更新した曲でもある。

 そんな「ゴジラ」のミュージックビデオを、ジュース・ワールドら若手ラッパーがMV制作を依頼する、コール・ベネットによる音楽メディアカンパニー「リリカル・レモネード」の公式YouTubeから公開。この映像で、あのセレブが“友情出演”を果たした。

カメオ出演した2人のセレブとは?

 ホームセンターの酒売り場から始まるこのMV。酒に酔っ払い、心もとない足つきで店内をさまようエミネムの背後には、“ゴジラ”らしき怪獣が。さらに酒を見つけたエミネムの目は、幻覚を見ているかのように不自然に大きく加工され、エミネムはまたしても酒を飲みまくる。

 その後、エミネムが宙に浮いた複数のナイフを向けられるシーンや、ゴジラのように口から火を吹くシーン、自分の歴代アルバムの山の上で燃えるシーン、昔のエミネム風のラッパーが登場するシーン、チェーンソーで切る食用肉から血が飛び散るシーン、正装したエミネムを普段着のエミネムが誘拐するシーンなど、歌詞に合わせて不思議なシーンが展開される。

 そして終盤には、追ってくる者から逃げるエミネムが突然、強烈なパンチを食らう。このパンチをした相手こそ、“友情出演”した元世界ヘビー級王者のマイク・タイソンだった。このシーンでは、エミネム:「なんだよ!…マイク!?」タイソン:「お前だったのか!ごめんごめん、あーもうファック!」といった、ちょっとした小芝居も盛り込まれた。

画像1: カメオ出演した2人のセレブとは?

 続いてシーンは変わり、今度は病院に。エミネムが横たわる手術室には、医者を演じるもう1人のエミネムと、エミネムの長年のコラボレーターで大御所ラッパーのドクター・ドレも登場。2人目の友情出演となったドクター・ドレの後ろから再びマイクが登場し、「アイム・ソーリー」と言いながら絆創膏を貼ってあげようとするカオスな空間が展開される。結局、エミネムは医師のエミネムによって刺殺されてストーリーは終了する。

画像2: カメオ出演した2人のセレブとは?

 最後には、「みんなが良い1日を過ごせますように、あー、みんなが何かすごいことを達成できますように、何も達成できなくても落ち込まないで、また明日頑張ればいい。明後日でも明々後日でも。なにかしらの悩みがあるなら解決しますように」というジュース・ワールドの言葉と映像が映され、彼の死を追悼してMVは終了する。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.