「すべての人が政治について話をするべき」
“神ボディ”の異名を持つ人気モデルで、アクティビストとしての一面も持つエミリー・ラタコウスキーが、米トーク番組で『Late Night with Seth Meyers(レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ)』で政治参加の必要性について熱く語った。
2016年のアメリカ大統領選挙の時から、民主党候補者のバーニー・サンダース上院議員の熱烈な支持者として知られるエミリーは、2020年のアメリカ大統領選挙でも出馬を表明した同氏を再び支持している。
そんなエミリーに対し、日本語に訳すと「バーニーを推すイケてる女子」という意味になる「HotGirsForBernie(ホット・ガールズ・フォー・バーニー」というハッシュタグが誕生した経緯について、番組司会者のセス・マイヤーズが質問をするとこんな答えが返ってきた。
「たくさんの人たちから『君みたいに可愛い子は政治に関わるな。おとなしくしてろ』と言われた。でも私はそうは思わない。いち国民として、すべての人が政治について話をするべきだと思う。“イケてる女子は政治に無関心”っていう固定概念があるからそう思ってしまう。バーニー・ブラザーズ(Bernie Bros)(※)もそう。(Brosは兄弟=男性を指すことから)バーニーの支持者の多くはバーニー・ブラザーズという言葉を使うのをやめて、新しいものに変える必要があると考えている。ホット・ガールズ・フォー・バーニーは、女性に「おとなしくしてろ」と言う人たちに対抗するために生まれた」
※サンダース氏の熱烈な支持者で編成された親衛隊のこと。
エミリーは、“政治は男性のもの”という誤った先入観や固定概念から、政治参加しようとする女性を排除しようとする動きがあることに苦言を呈すると同時に、とくに容姿が端麗な女性は「政治に無関心」「頭が悪い」といった偏見を持たれがちだと明かし、性別や人種、容姿に関係なく、国民であるかぎり政治に関心を持つべきだと訴えかけた。
ファッションと政治を融合
ちなみに、エミリーはモデルという職業柄、ファッションと政治を融合させた方法でサンダース氏への支持を表明している。例えば、2016年の米大統領選挙の予備選では、胸元に大きく「Bernie(バーニー)」の文字が描かれたセーターを着て集会に参加。
また、今回の予備選でも、若かりし頃のサンダース氏の写真がプリントされたTシャツを着て外出する姿を激写されている。
(フロントロウ編集部)