超人気の美容ユーチューバーであり、美容起業家のフーダ・カタンが、新型コロナウイルスの影響で経済的に窮地に立たされているフリーランスのメイクアップアーティストを支援するために約1,100万円万円を寄付することを発表。(フロントロウ編集部)

新型コロナの影響で収入減

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、世界中で自主隔離やテレワーク(在宅勤務)が推奨される裏で、経済的に窮地に立たされるフリーランスや個人事業主が急増している。

画像: 新型コロナの影響で収入減

 なかでも顧客の髪や肌に触れる「美容業界のフリーランス」が直面している経済的影響は計り知れない。感染リスクが高まることを懸念した顧客やイベント運営からのキャンセルが相次ぎ、収入が激減。多くのメイクアップアーティストが苦しい状況に追いやられている。

 そんなフリーランスたちが直面している問題を見て、少しでも力になろうと、超人気の美容ユーチューバーで、米コスメブランド「フーダ・ビューティー(Huda Beauty)」の創業者であるフーダ・カタンが、100人のフリーランスのメイクキャップアーティストを支援すると発表。総額約1,100万円もの寄付を行なうことを明かした。

自身も体験した経済的困窮

 3月23日にインスタグラム上に投稿した動画内でフーダは「病気であろうとなかろうと、いま誰もが経済的な影響を受けている。なかには、この経済的な問題から生き延びることができない人たちもいる」と話し、フリーランスのメイクアップアーティストたちが廃業に追い込まれている現状が「私にとって、これがいま一番怖い」と想いを語った。

 実はフーダ自身も、フリーランスのメイクアップアーティストとして生計を立てていた時や、2016年にフーダ・ビューティーを立ち上げた際に経済的な困窮に直面しており、当時について「自分の給料さえ払えなかった。(スタッフは)このことを知らなかったと思うけれど、インフルエンサーとしての収入を彼らの給料に当ててたの。不安な思いをさせたくなかったからね」とコメント。

 自身も体験した美容業界の難しさを踏まえて、フーダは「このように、ただでさえ(美容業界で)ビジネスを運営するのは難しいのに、これにパンデミックが加わったら、生き残れない人が出てきてもおかしくない」と語り、少しでも業界の力になれればと金銭的支援することを決めた。

画像: 2018年、ビジネスオブファッションのイベントに登壇したフーダ・カタン。

2018年、ビジネスオブファッションのイベントに登壇したフーダ・カタン。

 フーダは「そこで、100人の素晴らしいフリーランスのメイクアップアーティストたちに対し、10万ドル(約1113万円)を寄付したいと思う」と公表。

 フォロワーたちに対して、金銭的支援を必要としているフリーランスのメイクアップアーティストをタグ付けし、その理由をコメント欄に書いて欲しいと綴った。ちなみに100人のメイクアップアーティストはランダムに選ばれるという。(フロントロウ編集部)

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