メーガン妃がディズニー作品に声の出演
イギリス王室のヘンリー王子の妻で、結婚以前は旧姓のメーガン・マークル名義で俳優として活動していたメーガン妃が、欧米で展開されているディズニーのストリーミングサービス「ディズニープラス(Disney+)」で4月3日から配信開始となるドキュメンタリー映画『エレファント(Elephant)』でナレーションを務めていることが分かった。
自然や動物に特化したディズニー+のオリジナルシリーズ『ディズニー・ネイチャー(Disney Nature)』作品の1つである同作は、メーガン妃の王室離脱後初のプロジェクト。
『エレファント』というタイトルの通り、象にフォーカスした同作は、南アフリカの大地に広がるカラハリ砂漠を横断する象のファミリーの1600キロに及ぶ一世一代の冒険を追う。
収益はチャリティに寄付
ヘンリーとメーガン妃が正式に高位王族としての活動を終える3月31日から、わずか3日後に配信スタートとなる『エレファント』。
ディズニーは、同作を通じて得られる収益をボツワナ共和国を拠点にアフリカの国々に生息する象たちの生物多様性や生息個体数の保護を行なっているチャリティ団体「エレファンツ・ウィズアウト・ボーダーズ(Elephants Without Borders)」(以下「EWB」)に寄付することを発表している。
2019年秋にEWBの活動に参加したヘンリー王子。
フロントロウでも以前お伝えした通り、メーガン妃は、ディズニー社がEWBに寄付を行なうことと引き換えにナレーションの仕事を引き受けており、出演報酬は受け取らない。
ボツワナは、ヘンリー王子が「第2の故郷」と呼ぶほど愛着を持っている国で、メーガン妃との結婚前に極秘婚前旅行で訪れた場所。夫妻にとっては特別な思い入れがある地として知られている。
メーガン妃の同作への出演は、ヘンリー王子が2019年公開のディズニー映画『ライオン・キング』のプレミアイベントで同席したウォルト・ディズニー・カンパニーの前会長兼CEOのロバート・アイガー氏に「彼女(メーガン妃)はナレーションもできると知ってましたか?」と冗談まじりに耳打ちし、直談判したことがきっかけで実現した。
ナタリー・ポートマンもナレーションを担当
『エレファント』と同日に配信開始となるのが、若いイルカの成長と冒険を追うドキュメンタリー映画『ドルフィン・リーフ(Dolphin Reef)』。
こちらの作品のナレーションは、映画『ブラック・スワン』や『スター・ウォーズ』シリーズなどで知られる俳優のナタリー・ポートマンが勤める。
ウォルト・ディズニー・スタジオの公式YouTubeチャンネルでは、『エレファント』と『ドルフィン』の合同予告編映像も公開。こちらには、メーガン妃とナタリーによるナレーションは収録されておらず、2人がそれぞれどんな語りを披露しているのかは、4月3日の配信開始までのお楽しみとなっている。
(フロントロウ編集部)