ハリー・スタイルズが「帰国難民」に
活動休止中のワン・ダイレクションのメンバーで、昨年12月にソロ第2弾となるニューアルバム『ファイン・ライン(Fine Line)』をリリースしたハリー・スタイルズが、新型コロナウイルスの世界的流行による渡航規制などの影響で搭乗予定だったイギリス行きのフライトがキャンセルになってしまい、アメリカで足止めを食らっていることを英ラジオ番組『Capital Breakfast with Roman Kemp(キャピタル・ブレックファスト・ウィズ・ローマン・ケンプ)』の電話インタビューで明かした。
「カリフォルニアで足止めを食らってるんだ。(母国の)イギリスに帰ろうとしていたまさにその日に、アメリカ政府が全フライトをキャンセルすることを決定したんだ。帰れなくて悲しいよ。地元に帰って母や姉と一緒に過ごすのをすごく楽しみにしてたんだ。でも、感染拡大を防ぐためだからしょうがない」
新アルバムが発売されてから休む間もなく働き、本来であれば4月からヨーロッパツアーもスタートする予定だったハリー。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響でヨーロッパツアーが延期となったため、感染拡大防止策のための外出自粛期間を利用して、故郷に帰省することを計画していた。でも、渡航規制によってイギリスへの帰国が叶わなくなり、アメリカで1人寂しく隔離生活を送ることになってしまったそう。
ちなみに、ヨーロッパツアーが延期になってしまったことについて、ハリーは「正直に言うと残念だけど、今の世界の状況を考えたら、そんなことは取るに足らないことだと思う。みんなもそれを理解してくれている。これは誰かの力でどうにかできるものじゃない。この状況で最も大切なのは、みんなの安全を確保すること。僕にはツアーのスタッフやコンサートに来てくれるファンのみんなの安全を確保する義務がある。仮に僕がみんなの立場だったら、僕は今コンサートには行きたくない」と、冷静なコメントをしている。
ハリーはすでに延期したヨーロッパツアーの新たな日程を発表している。
また、ひとりぼっちの隔離生活にも良いところはあるようで、ハリーは空き時間に新たなスキルを学んだり、曲作りに励んだり、時間を無駄にすることなく有効活用しているとのこと。(フロントロウ編集部)