『ワイスピ』には欠かせない、ルーク・ホブス
日本では『ワイスピ』という愛称で親しまれている大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズ。2020年5月に9作目となるシリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の公開が予定されていたものの、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、公開が約1年間延期となった。
そんな『ワイスピ』シリーズ5作目の『ワイルド・スピード MEGA MAX』で登場したドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスは、DSS(アメリカ外交保安部)の捜査官。指名手配犯だったヴィン・ディーゼル演じる主人公ドミニクを追う立場だったものの、情に厚い性格のため、シリーズ6作目の『ワイルド・スピード EURO MISSION』以降は協力関係を結ぶように。今では『ワイスピ』シリーズには欠かせないファミリーの一員となっている。
映画の中にドウェインのアレが隠されていた
「細かすぎて気づかないトリビア」が隠されているのは、シリーズ7作目の『ワイルド・スピードSKY MISSION』のあるシーン。それは映画の後半、敵に襲われ重傷を負ったため入院していたルークの病室で見つけることができる。
この時、ルークは自身の病室でフットボールの試合を観戦中。まるでその瞬間に放送しているかのような試合だけれど、実はこの映像、ルーク演じるドウェインが学生時代にやっていたフットボールの試合の映像!映画では、1時間43分ごろが経過したあたり。
プロレスラーの「ロック様」として知られるドウェインは、プロレスの世界に入る前はマイアミ大学にフットボールの特待生として入学し、1990年から1994年までマイアミハリケーンズの選手として活躍していた。
ルークの病室のテレビに映し出されている試合は、ドウェインが1991年にプレイした試合の映像で、マイアミハリケーンズはその試合で惜しくも負けてしまったけれど、一瞬映る試合映像からは熱気が伝わってくる。
約2秒しか映らないシーンにこんな遊び心あるトリビアを入れ込んでくるなんて、さすが『ワイスピ』といった演出。
ルーク・ホブス、最新作には出演なし
ドウェイン演じるルークは、シリーズ9作目の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』には出演しないことがわかっている。その理由は、2019年に公開された『ワイスピ』シリーズのスピンオフ映画『ワイルド・スピード スーパーコンボ』の撮影の最後と『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の撮影開始の期間が被ってしまっていたから。
2016年ごろからドウェインとヴィンの不仲説がささやかれていたが、現在関係は良好だと言われているため、ドウェインの9作目不参加は不仲説とは関係なく、あくまでもスケジュールの問題だという。
シリーズは既に10作目の制作も決定しているため、そこでルークの姿を見ることに期待するファンは多い。(フロントロウ編集部)