新型コロナウイルスに感染したかもしれないという不安に取りつかれた男が、妻を拳銃で撃ち、その後自殺した。(フロントロウ編集部)

新型コロナウイルス感染の恐怖による暴挙

 アメリカのイリノイ州に住む54歳の男が、59歳の妻を撃ち殺した後、拳銃自殺した。2人の家族によると、男は自分と妻が新型コロナウイルスに感染したのではないかと不安を募らせていたという。妻はこの数日前より呼吸に乱れがあり、2日前に新型コロナウイルスの検査を受けていた。しかし、まだ結果は出ていなかったとみられる。

 検死の結果、2人とも新型コロナウイルス陰性だった。

画像: 新型コロナウイルス感染の恐怖による暴挙

 イリノイ州ウィル郡の発表によると、2人は別々の部屋で命を落としており、2人の死因は、頭へ撃たれた1発ずつの弾丸。警察はこの事件を、殺人と自殺と決定づけた。一方で、これまでに2人の間で家庭内暴力が起きていたという記録はないとも発表されている。

外出自粛で家庭内暴力被害が激増

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各国で外出禁止令といった対策が取られる一方で、閉じ込められた家庭内でのトラブル増えている。とくに家庭内暴力(DV)の被害件数が増加していることが問題となっており、WHO(世界保健機構)のテドロス・アダノム事務局長も各国に対策を呼びかけている。

 そのため、フランスではDV被害者を受け入れるシェルターの増設や、通報システムの整備を行なっている。カナダではDV被害者シェルターの整備などのために、約30億円(4,000万カナダドル)の予算が組まれた。また、今回の事件が起こったイリノイ州でも、約1億3,000万円(120万ドル)がDV被害者支援にあてられることが決定している。

画像: 外出自粛で家庭内暴力被害が激増

 今回の事件を報告したウィル郡も、その報告書で、家庭内暴力被害者のためにこうメッセージを送った。

「現在発生中のCOVID-19(新型コロナウイルス)パンデミックの中、担当者が応答しているものの多くが、家庭内での争いにまつわるものや、介入を求める通報です。家庭内暴力の被害者のために、今一度お知らせしておきます。私達の郡庁舎は保護命令を必要とする人々のために開館しています」

(フロントロウ編集部)

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