チークは入れる場所が大事
肌に血色感と適度なメリハリを与えてくれる「チーク」だけれど、とくに入れる場所を気にせず使っているという人も多いはず。でも実は、チークは入れる場所によって、メイクの雰囲気がガラリと変わるって知ってた?
プロによると、アイメイクやベースメイクと同じように、チークの入れ方にも様々なテクニックが存在するという。そこで今回は、セレブ御用達のメイクアップアーティストがオススメする「チークの入れ方」とそれぞれから得られる効果をご紹介。
いつも同じ場所にチークを入れている人や、そもそもチークは使っていないという人は、これを機に自分のメイクを見直してみて。
王道!ナチュラルチーク
最もナチュラルで、健康的な血色感を与えてくれる場所が「頬骨のいちばん高いところ」。
ニューヨークを拠点に活動するメイクアップアーティストのエリサ・フラワーズは「ニコッと笑った時にできる、頬骨のいちばん高いところに、ブラシでふわっと円を描くように少量のチークを入れて。健康的で自然な輝きを作ることができるわ」と米メディアAllureでコメント。
具体的には、小鼻から指2本分ほど外側、目の下から指2本分ほど下にチークを入れるのが目安。「全体のバランスが崩れるの防いでくれる」とエリサは言う。
春にオススメ!Cゾーンチーク
春のトレンドメイクで、セレブにも注目されている場所が「Cゾーン(こめかみから頬骨)」。
シンガーのリアーナが真っ先に取り入れたことでも話題で、春らしい華やかな血色感だけでなく、目を大きく見せる効果もあるという。
Cゾーンへの入れ方はいたって簡単で、メイクアップアーティストのインゲボルグは「柔らかくてフワフワした、小さめから中くらいのブラシを使って、こめかみ部分から頬骨に向かってチークをのせるだけ」と説明。
また、エルサによると、デカ目効果だけでなく「このチークの入れ方は、肌にフレッシュなツヤ感も与えてくれる」と話している。
ヘルシー顔に!日焼け風チーク
日焼け風のヘルシーな顔に仕上げてくれる場所が「両頬の高いところ&鼻筋」。
頬骨の高いところから横長にチークを入れることで、こなれ感のある日焼けメイクを演出してくれるそう。
メイクアップアーティストのカリッサ・フェレーリによると、日焼け風チークを成功させるポイントは鼻筋。「鼻筋の高い位置にほんの少しチークを入れると、キュートに見えるわ」と話し、さらに血色感を出したい場合は「クリームチークの上からパウダーチークをプラスすると良い」とアドバイスした。
また、インゲボルグは「まぶたや額、あごにも少しチークをつけると、まるで本当に日焼けしたようなリアルな仕上がりになるよ」とも付け加えた。
小顔効果抜群!シェーディング
ブロンザーを使わずに小顔を叶えてくれる場所が「頬骨の少し上」。
エリサによると、本来シェーディングを入れるところより少し上の部分に、ふんわりとチークを入れることで、自然とフェイスラインにメリハリが生まれ、シャープに見せることができるのだそう。
上手なチークの入れ方について、エリサは「ふんわりしたブラシで、クルクルと小さな円を描くように、外側からチークを塗り込んでいくのがオススメ」とアドバイス。頬骨より下に入れると顔が下がって見えてしまうので、チークを入れるときは注意。
チークは入れる場所によって、印象がかなり変わってくるもの。プロのアドバイスを参考に、自分のメイクをさらにアップグレードさせてみて。(フロントロウ編集部)