ダイアナ妃がウィリアム王子にサプライズを計画
1981年に英国王室のチャールズ皇太子と結婚したダイアナ妃は、その自立した性格や、熱心な慈善活動などから、生前は世界中で人気を誇った。また、地に足のついた教育方針で知られ、ウィリアム王子とヘンリー王子をロイヤルファミリーとして初めて小学校に通わせたことは有名。
そんなダイアナ妃だけれど、“普通の親”と同じく、親として子供に甘くなってしまったことはあるよう。とはいえ、子供に甘いダイアナ妃が計画した“サプライズ”が、さすがロイヤルファミリーすぎる。
10代のウィリアム王子の目の前に現れたのは…
それは1990年代半ば、ウィリアム王子が10代前半の誕生日のこと。学校から帰ってきたウィリアム王子を自宅で待ち受けていたのは…、なんと当時キャリア絶頂期のスーパーモデル、ナオミ・キャンベル、クラウディア・シファー、そしてクリスティー・ターリントン!
じつはこれ、当時ウィリアム王子が部屋に写真を飾るほどのファンだったモデルを、王子の誕生日に母ダイアナ妃が家に招いて仕掛けたサプライズ。この出来事を自身のYouTube動画で明かしたナオミ・キャンベルは、当時のダイアナ妃の様子をこう話した。
「ウィリアム王子は学校から帰ってくるところで、その前に私たちは家についたの。ダイアナ妃は、『オッケー』ってかんじだったから、私たちは『何をすれば良いですか?』ってね。すごく可愛らしかった」
ウィリアム王子も当時を覚えている
当時、世界中で大人気のスーパーモデルが1人いるだけでも緊張してしまうけれど、ウィリアム王子の目の前に現れたのは、なんと3人! 多くの著名人とかかわりのあるウィリアム王子だけれど、このサプライズの思い出は、さすがの彼の記憶にもいまだに鮮烈に焼きついているよう。
2017年に放送されたドキュメンタリー『Diana, Our Mother: Her Life and Legacy(原題)』でウィリアム王子は、突然現れた憧れのスーパーモデルたちを前に、どうしていいのか分からずに顔は真っ赤になってしまったと明かし、さらにこんな言葉を続けた。
「母の可愛らしくおちゃめな一面や、ジョーカーのような一面は、僕の中で永遠に生き続けるでしょうね」
ちなみにこの数年後には、当時を代表するスーパーモデルのシンディ・クロフォードも、ダイアナ妃とウィリアム王子とケンジントン宮殿で対面したそう。王子は照れていたかとナオミに聞かれたシンディは、むしろ自分のほうが、2人を前にして顔が赤くなってしまったと明かした。(フロントロウ編集部)