『アグリー・デリシャス: 極上の”食”物語』
「アグリー・デリシャス」とは、高級レストランで出されるような“美しい”メニューではないけれど、最高に美味しい料理のこと。本作品の魅力は、世界各国の「アグリー・デリシャス」なメニューの歴史や魅力をたっぷり紹介してくれること。主人公は、アメリカで「Momofuku」という超人気ヌードルバーを経営する韓国系アメリカ人シェフのデイヴィッド・チャン。レストランだけでなく、屋台や家庭まで出かけてピザやチャーハンといった庶民的で美味しい料理を8つ紹介してくれる。第6話「フライドチキンが背負うもの」では、なんと日本のLチキも登場!
『ストリート・グルメを求めて』
ストリート・グルメ、つまり屋台料理を紹介した本作は、アジア各国で屋台を営む人々に直接取材したドキュメンタリー。街角で作られるあっという間に出てくる素朴な料理。シンプルながらも魚介や肉のいい匂いが濃厚に漂ってきそうな映像。それを作り上げるために築き上げられた歴史…。第一シーズンはアジア篇となっており、タイ、日本、韓国、ベトナム、インドなど9か国が登場。「次に旅行で訪れた際には絶対に行こう」と思わせてくれるシリーズ。
『シェフのテーブル』
次に紹介するのは、世界各国で活躍しているシェフにフォーカスしたドキュメンタリー。なんと、エミー賞の候補にもあがったシリーズで、世界の第一線で活躍する様々なシェフの人生哲学や料理、そしてその素材を見ることができる。「なにこれ!?」と思うような独創性に富んだ料理から、とれたての肉を豪快に捌き大自然の中で焼いて食べるようなワイルドな料理まで、様々な分野のシェフが登場し、学びを与えてくれる。
『タコスのすべて』
メキシコの国民食、タコス。日本ではあまり馴染みがない食べ物だけれど、メキシコではおにぎりのように日常的に食べられている。肉のタコス、野菜のタコス、魚介のタコス、豆のタコス…。「タコスって、こんなに種類があるの⁉︎」と思わす叫びそうになるほど。肉を焼くシーンでは、やたら神々しい曲と共に肉汁がこぼれ落ち、まさに飯テロ。でも、1番独特な部分は、本編のナレーションがタコスなところ。タコスが優しく語りかけてきて、思わずメキシコに飛び立ちそうになる。
『腹ぺコフィルのグルメ旅』
タイトルにもなっているフィル・ローゼンタールが、世界各地の食事を「おいしい」と言いまくりながら幸せそうに食べ尽くす食レポな本作。映像が綺麗で、前向きになれて、見ているこちらも幸せになれる。好きにお酒を飲んで、味見がてらにバクバク料理を食べるフィルの表情はなんとも素敵。人生どれだけ徳を積めばフィルみたいなグルメ旅ができるのだろう…と考えてしまうほど。どの話から見ても楽しむことができる。
Netflixには、色彩が綺麗で音もそそられる最高のグルメ番組が盛り沢山!ぜひ自宅待機のお供に見て、世界の料理を食べた気分に浸ってみては?(フロントロウ編集部)