新型コロナウイルスの影響で結婚式を延期し、病院で働いていた医師2人のために、同僚がサプライズ結婚式を開催!(フロントロウ編集部)アイキャッチはイメージです。

医者カップルのためにサプライズで結婚式

 世界中で感染拡大が深刻となっている新型コロナウイルスの影響で、多くのライブやイベントが中止になっている。そんな時期では、結婚式を延期することになったカップルも。しかも、ノースカロライナ州のダーラムに住む1組のカップルは、2人とも医師。 

 4月11日に、ニューヨークで結婚式を挙げる予定だったというツァイ医師とサン医師は、結婚式を延期したどころか、この日も新型コロナウイルス感染の対応のため、医療の最前線で職務についていた。2人の同僚は、彼らが結婚式を延期したことだけは知っていたそうなのだけれど、当初の予定日がこの日だったという事実は、11日の朝に初めて知ったという。 

 こんな状況下であっても、2人のためになにかしたいと考えた同僚たちは、あるサプライズをすることに。それは、病院での結婚式!

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ウェディングドレスもZoomも準備万端

 業務の合間をぬってツァイ医師とサン医師のために準備をした同僚は、なんとツァイ医師のために、ペーパーガウンで作ったウェディングドレスまで用意した。ほかにも紙のブーケや、病院の機材を使用した即席ブライダルカーも用意され、準備は万端。ツァイ医師は、別の場所にいたサン医師とZoom越しに結婚の誓いを交わした。

 急な呼びかけであったにもかかわらず、2人の家族や友人も、Zoomを介して結婚式に“参列”。結婚式は本人だけでなく、その場にいた人や、Zoom越しの家族や友人など全員を笑顔にさせた。

 現在の医療現場といえば、新型コロナウイルスによって命の危険と隣り合わせ。そんななかで一緒に闘う仲間たちが、自分のために時間を作ってサプライズをしてくれたことに、ツァイ医師も非常に感激した様子。米Good Morning Americaのインタビューでこう話した。

「私たちは毎日患者さんのことを気にかけ、考えを巡らせ、自分たちのしていることに愛を持っています。そして同僚が私たちのことも同じように気にかけてくれたのは、本当に価値のあることです。本当に感動しました」

(フロントロウ編集部)

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