カイリー・ジェンナーの産後体型に勝手な意見が
カーダシアン家の末っ子で、Kylie Cosmetics(カイリー・コスメティクス)を手掛ける実業家のカイリー・ジェンナーといえば、タイトフィットな洋服や、露出の多いファッションを好むスタイルが印象的。
そんなカイリーにファンは多く、その人気がカイリー・コスメティクスの売り上げを後押しし、その資産は1,000億円を超えた。そんななかカイリーのファンアカウントが、2017年に撮影されたカイリーの写真を再投稿したところ、思わぬコメントが寄せられることに。
「この時の彼女って細い」「こっちのほうが良いよね」
勝手に人の体型に意見をし、心を傷つけるようなコメントはボディ・シェイミングと呼ばれて、ここ数年で問題となっている。こういったコメントは、カイリー本人だけではなく、それを聞いた他の女性たちにも、自分たちの体型は気にしなくてはいけないものだという考えを植えつけてしまうため、影響が大きい。
2018年に出産を経験したカイリー・ジェンナー
そんなコメントに黙っていられなかったのが、カイリー本人。コメントをしたユーザーたちに、直接反論した。
「私は赤ちゃんを産んだの」
カイリーは、2018年にラッパーのトラヴィス・スコットとの間に、第1子ストーミちゃんを出産。約1年間、自分の身体の中で赤ちゃんを育て、出産するという命の危険を伴う行為で、体型が変わるのは当たり前。愛娘ストーミちゃんとの生活で幸せが溢れているカイリーにとって、ボディ・シェイミングほどナンセンスなものはなかったよう。
ちなみに、妊娠・出産の大変さを身を持って知るカイリーは、将来は子だくさん家族になりたいという願望を明かしながらも、「妊娠はジョークじゃない。深刻で大変なものなの。私はまだその準備ができてないな」と、先日行なったインスタグラムライブで語っていた。
カイリーと娘ストーミちゃん。
カーダシアン家が発端でムーブメントが起きたことも
リアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で密着されるカーダシアン家のメンバーは、全員それぞれがボディ・シェイミングのターゲットにされたことがある。とくに、2018年にカーダシアン家の女性たちの写真に、それぞれの体重を表記した画像が作られた時には大きな批判の声があがった。
この画像が発端となり、「# IWeigh(アイ・ウェイ/私の重み)」というハッシュタグが作られ、多くの女性セレブたちが自身の体重の代わりに、「クリエイティビティ」や「賢さ」、「動物が好きなこと」など、自分が毎日のなかで重きを置く価値をリストアップ。
これに賛同した、映画『オペラ座の怪人』やドラマ『シェイムレス 俺たちに恥はない』で知られる俳優のエミー・ロッサムは、「あなたがどんな人間なのか、世間に示しましょう。だって、あなたの“本当の重み”は単なる金属の塊(体重計)で測った数字なんかでは表せないんだから」とファンにメッセージを送り、称賛を浴びた。(フロントロウ編集部)