アシュレイ・ベンソンが歌手デビュー
ドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』などで知られる俳優のアシュレイ・ベンソンが、人気ラッパーのGイージー(G-Eazy)による謎のプロジェクトに参加。
Gイージーとのコラボで、ロックバンド、レディオヘッド(Radiohead)が1992年にリリースした名曲「クリープ(Creep)」のカバーをサプライズリリースした。
アメリカ人アーティスト、ベック(Beck)との共同楽曲制作で2019年までに5つのグラミー賞を受賞している有名音楽プロデューサーのコール・M.G.N.がプロデュースを手がけた同リミックスバージョンで、儚さと気だるさを漂わせる美声を披露しているアシュレイ。
これまで歌声を披露したことが無かった、彼女の隠れた才能にリスナーからは「アシュレイ・ベンソンがこんなに歌ウマだったなんて!」、「Gイージーとの相性もバツグン」といったポジティブな感想が寄せられている。
1990年代に青春時代を過ごした一部のミレニアル世代の人々にとっては、イントロを聴くだけでも若い頃の甘酸っぱい記憶がよみがえってくるようなアイコニックな楽曲として愛され続けているレディオヘッドの「クリープ」。
同曲は、ニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット(Smells Like Teen Spirit)」やベックの「ルーザー(Loser)」などとともに、オルタナティヴ・ロックムーブメントにおける代表曲の1つとして挙げられることも多く、これまでにも数多くのアーティストたちにカバーされてきた。
レディオヘッドによる「クリープ」のオリジナルバージョン。
Gイージーは単独でビートルズのカバー曲もリリース
どういった経緯でアシュレイがGイージーとのコラボで「クリープ」をカバーすることとなったのかは不明だが、Gイージーは、「クリープ」のリミックス版と同時に、単独でロックバンド、ビートルズの1968年の名曲「アイム・ソー・タイアード(I’m So Tired)」をカバーした音源も公開している。
こちらは、Gイージーが2017年にリリースしたアルバム『The Beautiful & Damned(ザ・ビューティフル・アンド・ダムド)』の制作にも参加した若手音楽プロデューサーのクリストフ・アンダーソンがプロデュースを手がけており、クリストフはツイッターを通じて、この楽曲がリモートワークにより、遠隔にいながらGイージーと共同で完成させたものであることをツイッターで明かしている。
サプライズリリースされた、これらのカバー曲が、Gイージーが今後リリースを予定している何らかのプロジェクトの一部となるのかどうかは現時点では明かされていない。(フロントロウ編集部)