毎日のスキンケアで見落としがちな落とし穴
肌のトラブルを引き起こすのは、生活習慣やストレスなど色々な原因があるけれど、じつは毎日肌のためを思って行なっているスキンケアが原因になることもあるという。そこで有名皮膚科医が明かした、美しい肌づくりのために知っておきたい、スキンケアで見落としがちな落とし穴を2つご紹介。
スキンケアが左右非対称になっている
まず最初の落とし穴は、スキンケア製品を手で塗るときの量について。使用するアイテムによって適切な量は異なるけれど、今回問題となるのは左右の量の違い。
NYを拠点とする皮膚科医のドリス・デイ医師は、「右利きだと顔の右側に、左利きだと顔の左側により多くのスキンケア製品を塗る傾向があるため、左右でその効果に差が出てしまう」と美容メディアHUDABEAUTYで説明。
デイ医師によると、左右につける量の違いが原因となり、利き手と反対の肌だけ老化が早まってしまうことがあるという。ほんの少しの違いでも、毎日のこととなると差が出てしまうのは当然。スキンケア製品だけでなく、日焼け止めを塗るときにも左右で同じ量を塗ることを意識すべきだという。
スキンケアルーティンを頻繁に変える
次に注意すべきポイントは、スキンケアルーティンにひそむ落とし穴。シンガーのビヨンセをはじめ、ヴィクトリア・ベッカムやキム・カーダシアンなど多くのセレブが頼りにしている大人気の皮膚科医のハロルド・ランサー医師が明かした。
ランサー医師は、「美肌をつくるためにできる最善のことは、同じスキンケアルーティンを毎日繰り返すことだ」と話し、スキンケア製品を頻繁に変えるのは良くないと説明。コロコロと使うスキンケア製品を変えることは、かえって肌には負担になり、肌荒れを引き起こす原因にもなるという。
ほかにもランサー医師によると、スキンケア製品は毎日使い続けることで最大限の結果を生み出すことが多く、パックや角質除去などのスペシャルケアを除き、基本的なルーティンは毎日変えずに続けることで美肌へと近づくことができるという。
知らず知らずのうちに陥りがちなスキンケアの落とし穴。皮膚科医たちのアドバイスは、どちらも少し意識するだけでできることなので美肌づくりの参考にしてみて。(フロントロウ編集部)