元ワン・ダイレクションのゼイン・マリクが、グループ結成のきっかけとなったオーディション番組に参加したのは「母親に強制されたから」だったと、メンバーの1人が過去のゼインの発言を掘り起こしてコメント。その真意とは? (フロントロウ編集部)

ゼインの「1D再集結」参加を期待するのは時期尚早

 7月23日に結成10周年を迎えるにあたり、再集結プロジェクトを計画しているとウワサされる、ボーイズグループのワン・ダイレクション(以下、1D)。

 オリジナルメンバーである5人それぞれが、シンガーになることを夢見て、英オーディション番組『Xファクター』の第7シーズンに出場したことがきっかけとなり、番組内でグループが結成。審査員を務めていた敏腕音楽プロデューサーのサイモン・コーウェルらの後押しを受けてメジャーデビューを果たした彼らは、約6年間にわたって世界中で“1D旋風”を巻き起こした後、2016年3月をもって無期限で活動を休止した。

画像: 左から:ナイル・ホーラン、ハリー・スタイルズ、リアム・ペイン、ルイ・トムリンソン

左から:ナイル・ホーラン、ハリー・スタイルズ、リアム・ペイン、ルイ・トムリンソン

 そんな1Dから、グループが活動休止に入る約1年前の2015年3月に電撃脱退したのが、ソロシンガーとして活躍中のゼイン・マリク

画像: ゼイン・マリク

ゼイン・マリク

 7月の10周年記念プロジェクトに関しては、最近になり、現メンバーのリアム・ペイン、ハリー・スタイルズ、ナイル・ホーラン、ルイ・トムリンソンの4人にくわえて、1Dの公式SNSアカウントがゼインのアカウントをフォローし始めたことや、それまで4人でのショットが掲載されていた複数の音楽配信サービスのアーティスト写真が、急にゼインが在籍していた頃の5人のショットに差し替えられたりと、意味深な動向がいくつも見られたことから、もしかすると、ゼインも含めた5人体制での1Dの復活が見られるのではないかとファンたちは期待に胸を膨らませている。

 しかし、ここへ来て、メンバーの中で最もメディアに登場する機会が多いリアムが、英Daily Star Onlineとのインタビューを通じて、ゼインの1D復活プロジェクト参加を期待するのは、少しばかり時期尚早すぎるとファンを牽制した。


ゼインの“現状”に理解を示す

 ソロデビュー後、不安障害というメンタルの問題を抱えていることを公表したゼインは、現在では、公の場に登場したり、ステージでパフォーマンスを行なったりすることはほとんど無く、楽曲は定期的にリリースし、いずれもヒットを記録しているものの、プロモーション活動を大々的に行っているわけではない。

 そんなゼインの性格や状況を理解している様子のリアムは、ゼインは、自分を含む一般的なポップスターとは、根本的に仕事への考え方や取り組み方が違うとDaily Star Onlineに分析。

 「この職業に向いている人もいるかもしれないけど、ゼインは、この仕事の“音楽を作れる”っていう側面を楽しんでるんだ。それに付随してくるものは好きじゃないんじゃないかな。彼は自分が歩む道筋について、とても慎重なんだと思う」とゼインはアーティストとして得た名声には興味がないようだとコメントした。

画像: リアム・ペイン

リアム・ペイン

 さらに、リアムは、「ゼインは曲を作るのが好きだし、彼の曲はすごくヒットする。でも、その一方で、ゼインは人前に出て曲をパフォーマンスするのが好きじゃないんだ。僕らが住んでいるようなクレイジーな世界に出て、プロモーション活動をするのも好きじゃないんだろうね」とも続けた。


ゼインのオーディション当日の「裏話」を引き合いに

 「想像してみてよ。オーディションに参加するのって、だいたい、みんな10代の頃だよね。その場ですべきことは、そこにいる周囲の人たちに良い印象を残すことだけ。でも、その時はまだ、自分が人生において本当は何がしたいかなんてまだ分かっていない。僕がシンガーを志したのは14歳の頃だったけど、あの時は、自分がどうしたいかなんて、マジで何にも分かってなかった。両親は、僕には才能があるし、やってみればいいんじゃないって、喜んで応援してくれたけど、実際には、僕は自分が何を求めてるのかなんてわかってなかった」。

 自身が10代の頃のことを振り返り、そう語ったリアムは、続けて、ゼイン本人から直接聞いたという『Xファクター』のオーディション当日の裏話を引き合いに出して、こうも話した。

「ゼインが僕ら(メンバー)に、あの日、オーディションになんか参加したくなかったけど、母親に無理やり行かされたと言っていたのを覚えてるよ。僕らは、ゼインのそういう様子を1Dとしての活動を通してずっと見てきた」。

画像: 1Dの一員として活躍していた頃のゼイン。

1Dの一員として活躍していた頃のゼイン。

 ゼインが『Xファクター』のオーディション当日、あまり気が進まず、母トリーシャに発破をかけられて会場に足を運んだというのは、本人が1Dの活動の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『ワン・ダイレクションTHIS IS US』のカメラの前でも語っていた事実で、ファンの間では有名な話。

「オーディション当日の朝の4時、僕はベッドから出てオーディションに行くのなんて嫌だった。そうしたら、母さんにベッドから引きずり出されてさ。あの日、ベッドから出ていなかったら、今頃どうなっていただろうね」

 そう語った際のゼインのトーンは、決してネガティブなものではなく、むしろ、無理にでも背中を押してくれた母に感謝しているように聞こえる。

 最新のインタビューで、リアムがゼインのオーディション秘話を引用したことについて、発言の一部だけを切り取り、まるで、“ゼインが最初からずっとやる気がなく、1Dとして活動したことを悔いている”かのように解釈してしまったり、または、“リアムが過去の話を持ち出してゼインをディスった”と目くじらを立てる人もいる。

 しかし、リアムが今回のインタビュー全体を通じて伝えたかったのは、おそらく、1D復活プロジェクト自体やゼインの参加・不参加に世間から過剰な注目が集まっていることを受け、みんな少しクールダウンして、温かい目で見守って欲しいということだったのかもしれない。

画像: ゼインのオーディション当日の「裏話」を引き合いに

 ちなみに、ゼインを除くメンバーたちとフェイスタイム通じて話し合いをしていることを明かしているリアムは、数日前に行なったDJのアレッソとのインスタグラムライブの中で、“1D復活プロジェクト”に関する進捗状況を報告したが、その際、アレッソに「君がゼインの代わりにバンドに加わってくれてもいいよ」と、さらりとコメント。

 これにより、1Dの5人体制での復活の可能性は低いようだと多くのファンたちが肩を落としているが、果たして? 1D結成10周年記念日までは、あと3ヵ月。時間はまだたっぷりある。(フロントロウ編集部)

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