脚本を絶賛したクリス・ヘムズワース
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)映画『マイティ・ソー』シリーズの4作目として、2022年2月18日の全米公開が決定している『ソー:ラブ・アンド・サンダー(Thor: Love and Thunder)』。
主役のソー役をこれまで通りクリス・ヘムズワースが演じるのはもちろん、前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』に引き続きタイカ・ワイティティが監督を務める本作には、ヴァルキリー役テッサ・トンプソンの出演や、ジェーン・フォスター役のナタリー・ポートマンが復帰することが決定しているほか、ヴィランとしてDC映画でバットマンを演じたことがあるクリスチャン・ベールが出演することも発表されている。
世界中のファンが公開を待ちわびているなか、今回、クリスが本作の脚本について言及。米The Philadelphia Inquirerのインタビューに応じたクリスは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で現在は制作がストップしているという同作について話を振られると、詳細は明かさなかったものの、「ここ数年間で読んだなかで最高の脚本なんだ」と脚本を絶賛。
「タイカ(・ワイティティ監督)のよさが最も表れていて、彼の最高傑作だと思う」と監督に賛辞を寄せたクリスは、「もしも僕が読んだその脚本で(撮影を)進めるのだとしたら、とんでもなく素晴らしいものになるだろうね」と太鼓判を押した。
監督のタイカ・ワイティティも脚本に言及
『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題)』については監督のタイカも先日、同作の脚本に言及。ヴァルキリー役のテッサ、MCU映画でハルク役を演じるマーク・ラファロと共に、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』の視聴イベントをインスタグラムでライブ配信したタイカはそのなかで、来たる新作の脚本について、現在は「4~5本目の草案」に取り組んでいることを明かした。
練りに練った脚本であることを明かしたタイカは続けて、「素晴らしい要素がたくさん詰め込まれている。最高の意味で、限界を超えたものになっているんだ。『バトルロイヤル』が平凡で、安パイな映画に思えてしまうほどにね」と強調した上で、「この新作は、10歳の子たちに意見を聞いて回って、そこでの意見をすべて取り入れたかのような作品になっているんだ」と冗談交じりに語って、エンタメ作品としてのクオリティの高さに自信をのぞかせた。
『ソー:ラブ・アンド・サンダー』については、MCUの世界観を共有する『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでグルートの声を演じたヴィン・ディーゼルが出演を示唆するなど、楽しみな要素が盛りだくさん。新型コロナウイルスが収束して1日も早く制作が安全に再開できることを願いたい。(フロントロウ編集部)