ポスト・マローンが連絡先を公開したワケ
今年9月に日本で開催予定の音楽フェス「スーパーソニック 2020(SUPERSONIC 2020)」への出演が決定しているラッパーのポスト・マローンが、自身のSNSに「連絡ちょうだい」というコメントともに電話番号を公開し、ファンが騒然としている。
アメリカではメールアドレスではなく、電話番号でメール(テキスト)のやりとりをするのが主流。
元々、ツイッターやインスタグラムなどのSNSを頻繁に更新するタイプではないポスト。そんな彼が約1ヵ月ぶりにSNSを更新したと思ったら、まさかの「連絡をちょうだい」という投稿でファンをザワつかせた。
では、実際に言われた通り指定の連絡先にメールを送ると何が起こるのだろうか…? 試しにメッセージを送ったところ、こんな返事が返ってきた「やあ、ポスティだよ。これから送るリンクをクリックしたら、君の名前が僕の連絡帳に追加される手はずになっている。近いうちにここでビッグニュースをシェアする予定なんだ(hey it's posty:) click the link so I can add you to my contacts. I have some big news that I'll be sharing here)」(4月22日時点)。
残念ながら届いたのはポスト本人からのメッセージではなく、自動応答メッセージだった。新型コロナウイルス感染拡大の影響でコンサートやイベントが中止になったり、シングルやアルバムのリリースが延期になったり、現在、アーティストの活動に様々な支障が出ている。どうやらこのメールは、思うように活動ができず疎遠になってしまったファンとの距離を縮めるために、設立されたもののよう。
ちなみに、ポストは米現地時間4月24日(日本時間4月25日午前7時)に自身の公式YouTubeチャンネルで、ニルヴァーナに捧げる「ニルヴァーナ・トリビュート・ライブストリーム(Nirvana Tribute Live Stream)」と題したチャリティコンサートを開催。
自宅からライブ配信で行なった約1時間半のコンサートで、ポストはニルヴァーナの代表曲「ネヴァーマインド(Nevermind)」をはじめとする全15曲を熱唱し、ファンから2億6,000万円超の支援金を集めた。これらのお金はすべて新型コロナウイルス感染症対策を主導する、世界保健機関(WHO)を支援するための「新型コロナウイルス感染症対応連帯基金」に寄付されるという。(フロントロウ編集部)