新婚ゾーイ・クラヴィッツ、あの質問にイライラ
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトースト役や、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のエンジェル・サルバドーレ役などで知られ、『The Batman(原題)』で新キャットウーマンを演じることに決まっているゾーイ・クラヴィッツは、2019年にカール・グルスマンと結婚。2016年に交際を始めた2人は、仲良しカップルとして人気を博している。
そんなゾーイだけれど、現在、新婚カップルによく投げかけられる「質問」に、非常にイライラしているそう。ダックス・シェパードによるポッドキャスト『Armchair Expert(原題)』でこう明かした。
「多くの人が、こんな質問をしてくるんだよね。『いつ赤ちゃんを持つの?』とか、『赤ちゃんはいつ?』とか。社会がそう言うから私もそうしなきゃいけないって当然のことのように話されるの、すごく頭にくる。今は仕事があるから、私は絶対それをできる状況じゃない。それにさぁ、知らないよ。私は自由な時間が好きだし」
家族の在り方は、その2人で決めていくもの。とくに妊娠・出産は女性には身体的にも精神的にもかなりの負担がかかることから、他人が口出しすべきではない。しかし“定番の質問”として、子どもの予定について、とくに何も考えずに聞いてしまう人も少なくない。そんな考えに対してゾーイは、価値観を押しつけられることは嫌だと、きっぱりと語った。
ちなみに、ディズニー映画『アナと雪の女王』のアナの声や、『ゴシップガール』のナレーターとして有名なクリスティン・ベルとの間に2人の子を育てるダックスのアドバイスは、もしいつか子どもを持つのであれば、その前に旅行をいっぱいしておいたほうが良いとのこと。
子どもをいつ持つかは自分で決めて良い
子供をいつ持つかは女性が決めて良いというメッセージは、ここ数年で多くの女性俳優たちが発信してきた。映画『ブロークバック・マウンテン』や『グレイテスト・ショーマン』への出演で知られ、2005年に、故ヒース・レジャーとの間に娘を出産したミシェル・ウィリアムズは、それから15年が経った現在、演出家のトーマス・カイルとの間に第1子を妊娠している。
2020年1月に開催された第77回ゴールデン・グローブ賞でリミテッドシリーズ/テレビムービー部門の主演女優賞に輝いたミシェルは、その受賞スピーチで女性の権利について語り、女性自身のために選挙に行くようこう呼びかけている。
「自分の選択を認めてもらえることや、選択が存在する社会に生きられていることに感謝しています。なぜなら、女性や女の子には、自分が選択できないことが身体に起こることがあるからです。私は、自分自身で人生を作り出すよう心掛けてきました。(中略)そう私ができたのも、女性の選ぶ権利があったからこそです。しっかりとしたサポートとバランスがあると感じたタイミングで、いつ、誰との子供を産むかという選択がね」
「18歳から118歳の女性のみなさん。投票をするときは、自分の利益のために投票してください。男性は長年そうしてきました。だからこそ、世の中の多くの物事は彼らを表しているのです。しかし、私たちがこの国最大の投票層であることを忘れないでください。もっと私たちを表す世の中にしましょう」
(フロントロウ編集部)