バットマン映画の最新作で主役を務めるロバート・パティンソンが、「筋トレをしていない理由」が深い。(フロントロウ編集部)

自宅に引きこもっているロバート・パティンソン

 これまで、マイケル・キートンやジョージ・クルーニー、クリスチャン・ベイルが演じてきたDCコミックスのヒーローであるバットマン。その最新作の主演には、『ハリー・ポッター』や『トワイライト』への出演で知られるロバート・パティンソンが決定している。

 2019年6月にロバート版バットマンが発表されてから、約1年。現在ロバートは撮影のためにイギリスのロンドンに滞在しているけれど、新型コロナウイルスの影響によって自宅隔離生活を送ることに。そこで、スタジオがロバートの体型維持のために雇ったフィットネスインストラクターは、彼にいくつかの筋トレ用品を渡して運動を続けるように指示したそうなのだけれど、ロバートは「僕はほとんどなにもしてないよ」と、米GQのインタビューで明かした。

「有害な男らしさ」の例を作らない

 バットマン/ブルース・ウェインといえばコミックスでの絵柄と同様に、『ダークナイト』3部作のクリスチャン・ベイルや、『ジャスティスリーグ』のベン・アフレックなど、実写版でも俳優たちはかなり身体を鍛えて撮影に臨んできた。しかしロバートにとって、その“慣習”はあまり良いこととは思えないよう。

画像: 映画『ダークナイト』3部作でバットマンを演じたクリスチャン・ベイル。 ⓒWARNER BROS PICTURES / Album/Newscom

映画『ダークナイト』3部作でバットマンを演じたクリスチャン・ベイル。ⓒWARNER BROS PICTURES / Album/Newscom

「つねに身体を鍛えているなら、君は問題の一部だ。(人々のなかに)先例を作ってしまってる。70年代には、誰もこんなことしてなかったんだぞ。あのジェームズ・ディーンでさえ。彼はそこまで筋肉ムキムキではないからね」

 ロバートのこの考え方は、「トキシック・マスキュリニティ(Toxic Masculinity/有害な男らしさ)」として、近年欧米でトピックになっているもの。男は身体を鍛えるべき、男は泣いてはいけない、といった価値観の押しつけは多様性を排除するだけでなく、女性差別や同性愛差別など、様々な差別の原因にもなっていることが指摘されているため、多くの人々が有害な男らしさをなくそうと声をあげ始めている。

 もちろん、自分がしたいのであれば身体を鍛えるのはまったく問題がないこと。しかしロバートは、ヒーロー=筋肉ムキムキで男らしいというイメージばかりを拡散することは良くないと考えているよう。

ロバート版バットマンはどんな作品になる?

 もともと自分の外見にあまり興味がなく、セレブらしからぬ外見で出かけることが多いロバートには、『トワイライト』シリーズの頃からそのスタンスは変わっていないようで、「シャツを脱いでくれって言われたことがあるけど、やっぱり着てくれって言われたな」という過去も。

画像: 映画『トワイライト』シリーズでのロバート。 ⓒSUMMIT ENTERTAINMENT/TEMPLE HILL ENT/MAVERICK FILMS/IMPRINT / FRENCH, KIMBERLEY / Album/Newscom

映画『トワイライト』シリーズでのロバート。ⓒSUMMIT ENTERTAINMENT/TEMPLE HILL ENT/MAVERICK FILMS/IMPRINT / FRENCH, KIMBERLEY / Album/Newscom

 その後2019年には、有害な男らしさの問題を描き、高く評価された映画『ザ・ライトハウス』に出演しており、その考えにしっかりとした芯が通った様子。そんなロバートは、今作のバットマンの“声”の参考にしたのは、『ザ・ライトハウス』で共演したウィレム・デフォーだと明かしている。

 インタビュー中にはたびたびため息をつきながら話していた彼のバットマンがどのようなストーリーになるのかは明らかにされていないけれど、『ザ・バットマン』は他のバットマン映画とは違った新しいタイプのストーリーになる予定と言われており、脚本、監督、製作を担当するマット・リーヴスは、フィルム・ノワール調の探偵映画にしたいと米The Hollywood Reporterにコメントしている。ロバートがバットマン/ブルース・ウェインを演じる映画『ザ・バットマン』は、2021年10月に公開予定。(フロントロウ編集部)

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