Photo: ニュースコム,© 2007 Twentieth Century Fox - All Rights Reserved.,Instagram
映画『アバター』の続編の撮影の裏側を収めた貴重な写真が公開。(フロントロウ編集部)

『アバター』続編、舞台裏写真が公開

 2009年に公開され、27億8800万ドル(当時のレートで約2518億円)という驚異の世界興行収入を記録し、2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』に追い越されるまで、10年もの間にわたって歴代世界興行収入第1位に君臨してきたジェームズ・キャメロン監督による3D映画『アバター』

 その続編となるシリーズ4作が、2021年、2023年、2025年、2027年に公開されることが予定されている。

画像: 2009年に公開された前作のポスター。

2009年に公開された前作のポスター。

 2017年から制作がスタートした『アバター』の続編は、4本をいっぺんに撮影するという大胆な手法を取っており、ニュージーランドですでに撮影が開始。新型コロナウイルスの世界的感染拡大への懸念から、現在は撮影中止となっているが、ニュージーランドでは感染者の減少が顕著であることを受けて、現地のフィルム・コミッションが近日中にテレビ番組や映画の撮影再開する計画を明かしていることから、『アバター』続編の撮影も間もなく再開するものとみられている。

 そんななか、同作の公式SNSでキャストたちの姿が写った撮影中のオフショットが初公開された。

 この1枚は、前作に続き、主人公で地球人のジェイク・サリーを演じるサム・ワーシントンと、衛星パンドラの先住民であるナヴィ族の美しく強力な戦士ネイティリを演じるゾーイ・サルダナにくわえ、続編から新たに登場する謎のキャラクターを演じる映画『タイタニック』のケイト・ウィンスレット、映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のクリフ・カーティスの4人が、同作のために特設された巨大な水槽内での撮影の合間に休憩する様子をキャッチしたもの。

 モーションキャプチャー用のスーツや機材を身に着け、顔には表情を取り込むための特殊なメイクを施したサム、ゾーイ、ケイト、クリフは、「プールヌードル」と呼ばれる浮き棒を使って水中に浮かびながらお互いの体につかまり合い、和気あいあいとした雰囲気で、ひと息ついている。


大量の水を使用

 『アバター』の公式アカウントは、今回の投稿とともに、撮影用の巨大な水槽に入っている水の量が、なんと90万ガロン(340万リットル)だというトリビアも明かしている。ちなみに、水面に浮かぶ大量の球体は、光の入射を防ぐためのツールだという。

 この約1週間前には、キャメロン監督がキャストたちに向かって指示を出す様子や巨大な水槽セットの全貌がわかる写真も公開された。


続編のストーリーは? 新キャラは?

 続編は、地球人ジェイクとナヴィ族のネイティリ、そして2人が授かった子どもたちを中心に描かれることになるといい、物語は第1作目から数年後の世界になると伝えられている。

 また、パンドラに暮らす、さまざまな種族たちが登場するといい、キャメロン監督は、ケイトが演じる続編の物語の重要なカギを握る新キャラクター「ロナル」について、“Metkayina(メッカイナ)”と呼ばれる「海の民の一種でリーフ(岩礁)の民」と米Vanity Fairに明かしている。クリフが演じる役どころは、Metkayna族を統治する「トノワリ」というキャラクターだと言われている。

1月に公開されたコンセプトアート

 続編には、前作でアバター計画を率いる宇宙生物学者グレイス・オーガスティン博士を演じたシガニー・ウィーバーや人類学者ノーム・スペルマンを演じたジョエル・デヴィッド・ムーア、悪役のマイルズ・クオリッチ大佐を演じたスティーブン・ラングが再登場することが発表されているほか、映画『ワイルド・スピード』シリーズのヴィン・ディーゼル、ドラマ『ザ・ソプラノズ哀愁のマフィア』で知られるイーディ・ファルコ、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のウーナ・チャップリンらが新キャストとして加入する。

 総製作費10億ドルを投じて制作される『アバター』の続編は、2019年末の時点で実写シーンの大部分の撮影が終了しているといわれている。キャメロン監督は、ニュージーランドでの撮影が順調に再開できれば、前作に続く第2弾となる『アバター2』は、予定通り2021年12月に公開できるだろうと自信を持っていることを英映画誌Empireに明かしている。(フロントロウ編集部)

※トップ画像は2009年公開の第1作目の場面写真。Photo: © 2007 Twentieth Century Fox - All Rights Reserved.

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