恋愛では「でも」って言わない
映画『あの頃ペニー・レインと』や『2番目のキス』に出演し、アメリカの人気トーク番組『The Tonight Show(原題)』で司会を務める人気司会者のジミー・ファロンは、現在自宅から番組を収録している。多くのゲストがリモート出演しているけれど、ある日のエピソードでは、珍しい人と一緒に登場した。それは、妻で映画プロデューサーのナンシー・ジュヴォネン。
新型コロナウイルスの影響で日常の様子が変わる前には、家族の写真などはインスタグラムに公開してこなかったジミーだけれど、自宅で時間を過ごすようになってからは家族の写真や映像もちらほら。そんなこともあって、ジミーとともにナンシーもファンからの質問に答えたけれど、この仲良し家族の2人が一緒にいるとなれば、聞きたくなるのはやっぱり恋愛について。ある1人のファンは、最近初めての真剣な交際を始めたそう。そこで、ナンシーのアドバイスは?
「相手の行動を信用しなさい、言葉でなくね。もしかしたら、(相手は)すっごく美しいことを言ってくれるかもしれない。約束とか、自分が聞きたかったことすべてとか。でももしその相手が行動はしてくれないようなら、それはただ言葉だけってことでしょう。自分を信じて。そして、『でも、でも、でも、でも彼は私のことが好きだって言った』と思うのは止めなさい。彼があなたのことを好きだって表してくれないのであれば、それは違うことなのかもよ」
自分自身に“でも”と言って、良くない関係を終わらせられない人は少なくない。しかし行動してくれているかを基準にすることで、その関係を見極めるべきだと話したナンシー。また、自分が何を求めているかを知ることが大事だと続け、40歳でジミーと結婚したナンシーは、「ただデートをしたい人もいるし、あなたも結婚に急ぐ必要はないじゃない?何かに急ぐ必要はないの。お互い一緒にいることを楽しめば良いの」と話した。
運命の相手を期待しない
じつはこれは、ナンシーがジミーと出会った時にしたことだったそう。ある時ナンシーは、知人に言われて恋愛の相手に何を求めるかをリストにして書き出したという。すると意外にも、過去の恋愛相手でそのリストに当てはまる人は皆無だったそうで、その後彼女はジミーと出会ったという。ちなみに、そのリストは外見や体型についてではなく、“家族と仲良くしたい人”などといった価値観をベースにしたものだったそう。
2007年に結婚し、現在は2人の子供を育てているジミーとナンシー。落ち着いたお似合いカップルとして人気とあって、ジミーの恋愛アドバイスもなかなか現実的なものだった。
「デートし始めたばかりの時期には、“運命の人”ではないかもしれないと分かっていたほうが良いかもしれないね。ほとんどの場合は、そうじゃないし。そうである可能性もあるんだけれど。運命の相手である可能性は5%ぐらいでしょう」
(フロントロウ編集部)