レディー・ガガとアリアナ・グランデのコラボ曲「レイン・オン・ミー」が、全米チャート1位に輝いた。(フロントロウ編集部)

ガガとアリアナの「レイン・オン・ミー」が樹立した記録とは?

 4月にリリースされる予定だったものの、新型コロナウイルスの影響で約1ヵ月後ろ倒しで発売されたレディー・ガガの6枚目のアルバム『クロマティカ』。同アルバムにはガガが尊敬するエルトン・ジョンや韓国出身のガールズグループ、BLACKPINKとのコラボ曲がリリースされているけれど、なかでも注目されたのがアリアナ・グランデとのコラボ曲「レイン・オン・ミー」。

 コラボ曲の中で唯一シングルカットされ、MVも公開された「レイン・オン・ミー」が、Billboard Hot 100(全米シングルチャート)で初登場1位を獲得した。「レイン・オン・ミー」がBillboard Hot 100で初登場1位になったことで、2つの記録が樹立された。

 1つ目は「レイン・オン・ミー」が、Billboard Hot 100の歴史上初めて女性同士のコラボで初登場1位を獲得した楽曲ということ。話題になったドージャ・キャットとニッキー・ミナージュのコラボやミーガン・ジー・スターリオンとビヨンセのコラボも後にランキングで1位になったものの、初登場1位という快挙はガガとアリアナが初。

 2つ目は「レイン・オン・ミー」が初登場1位になったことで、アリアナは史上初めて4曲が初登場1位になったアーティストに。ジャスティン・ビーバーやドレイク、マライア・キャリーも初登場1位を3曲しか獲得したことがないのにもかかわらず、アリアナは「サンキュー・ネクスト」、「7リングス」、「スタック・ウィズ・ユー」、「レイン・オン・ミー」の4曲で初登場1位をゲット。

 さらにドージャ・キャットとニッキー・ミナージュのコラボ、ミーガン・ジー・スターリオンとビヨンセのコラボ、そして今回のガガとアリアナのコラボと、何組もの女性アーティストのコラボが1位を獲得したのも今回が初だそう。

 ガガもアリアナも、現在、白人の警察官によって黒人男性ジョージ・フロイドが殺害された事件で社会の変化を求めるべく動いているため、「レイン・オン・ミー」が1位を獲得したことはお祝いしていない。

 しかし、ガガとアリアナのコラボやドージャ・キャットとニッキー・ミナージュのコラボ、ミーガン・ジー・スターリオンとビヨンセなどの女性アーティスト同士によるコラボ曲が、音楽界で重要視されるランキングで1位を獲得したことは、音楽業界内にとってもかなり大きなことだろう。(フロントロウ編集部)

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