髪を巻いても、すぐにカールが取れちゃう…
可愛いヘアスタイルをつくるのに欠かせない「ヘアアイロン」。さまざまなスタイリングを可能にしてくれる便利なアイテムだけれど、なにかと扱いが難しく、意外と上手に使いこなせていない人が多いと専門家は言う。
そこで、英ヘアケアブランド「GHD Hair」のマスタースタイリスト全員のトレーニングを担当するヘアスタイリストのジャニン・ジェニングスが、ヘアアイロンで髪を巻くときに起こりがちな4つの間違いを米メディアSelfで紹介した。
NG1.髪の水分量が多い
カールアイロン、フラットアイロンなどのヘアアイロンは、必ず100%髪が乾いている状態で使うのが鉄則。ジャニンいわく、カールアイロンをかけたときにジューっという音がしたら要注意。濡れた髪に熱を加えると、必要な水分まで蒸発してダメージの原因になるという。
髪の広がりや熱ダメージが気になる場合は、水で髪を濡らすのではなく、巻き髪専用のスタイリング剤を使って下準備をするのがオススメ。
NG2.ヘアアイロンの温度が高すぎる
ジャニンによると、190度以上に設定したヘアアイロンは、髪の一番外側にあるキューティクルを痛める恐れがあるため、よほどヘアアイロンの扱いに慣れていない限りはオススメしないそう。
一方で、ジャニンは「逆に温度が低すぎると、すぐにスタイルがくずれてしまう」と説明。すべてのカールアイロンに温度計が付いているわけではないけれど、説明書などを確認して「160~180度」を目安にセットするのがいいとアドバイス。
NG3.一度にたくさんの髪を巻く
忙しい朝のスタイリングなど、急いでいると一度にたくさんの髪を巻こうとする人も多いと思うけれど、仕上がりにムラができたり、カールが取れやすくなったりするそう。そのため、ちょっと面倒でも、髪は細かく分けて巻くことが大切だと話すジャニン。
また、髪を多めにとって巻いたほうがふんわり仕上がると思われがちだけれど、これもよくある間違い。ジャニンは「ボリュームを出したい場合は、根元から髪を持ち上げて、ヘアアイロンを水平に持って巻いてみて」と助言。いわゆる“平巻き”にすることで、ふんわりこなれ感のあるヘアスタイルに仕上がるという。
NG4.すぐに髪をほぐす
巻き髪をキレイにキープするポイントは、すぐに髪をほぐさないこと。ヘアアイロンに髪を巻きつけたら、5~8秒をめどに外す。そして、髪はすぐにほぐさず、3~5秒ほど冷ます。巻いた直後にほぐしてしまうと、一見キレイに見えるけれど、時間とともにカールが取れやすくなるそう。
また、髪をほぐす前にドライヤーの冷風を当てるのもオススメ。冷風を当てることでキューティクルがキュッと締まり、髪にツヤが出るだけでなく、巻き髪のキープ力も高まるという。最後に、巻き髪のキープ力を高めるスタイリング剤を髪全体にしっかりなじませて完成。
ほんの少し手間を加えるだけで、巻き髪の仕上がりはグッと上がるもの。巻き髪が取れやすいという人は、これを機にヘアアイロン使い方を見直してみて。(フロントロウ編集部)