ライオネル・リッチーのミュージカル映画が誕生
大御所R&Bシンガーのライオネル・リッチーは、ジャクソン5の前座を務めたファンクグループであるコモドアーズのメンバーとしてデビューを果たし、その後ソロに移転するとヒット曲を連発。音楽界で確固たる地位を築き、今ではオーディション番組『アメリカン・アイドル』の審査員を務めるライオネルが、ディズニーとタッグを組んでミュージカル映画を制作すると米Varietyが報じた。
この映画化の話は、ライオネルがディズニー側に企画を持ち込んで、2020年1月にディズニーが承認したと言われている。ライオネルとディズニーが制作する映画のタイトルは、1983年にライオネルがリリースして全米、全英のアルバムチャートで1位を獲得し、グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞した『キャント・スロー・ダウン』収録のシングル曲「オール・ナイト・ロング」と同タイトルになると見られ、劇中にはミュージカル作品らしくライオネルの名曲がふんだんに使われる。
2018年にメガヒットを記録したクイーンのボーカルであるフレディー・マーキュリーの生涯を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』を筆頭に、エルトン・ジョンの半生が描かれた『ロケットマン』など、昨今、自伝映画の制作が以前に比べ圧倒的に多くなってきているけれど、今回ライオネルが制作しようとしている映画『オール・ナイト・ロング』は、ABBAの楽曲で構成されている映画『マンマ・ミーア』のような感じになるよう。
ライオネルはこれまで沈黙を貫いてきたけれど、Varietyの記事をリツイートして「大きなことが動いている」とコメントして映画が制作されることを認めた。
Big things in the works! � https://t.co/PAYKrTUJDO
— Lionel Richie (@LionelRichie) June 9, 2020
ライオネルの楽曲が使われる映画『オール・ナイト・ロング』は、大ヒット映画『クレイジー・リッチ!』のピーター・キアレリが脚本を担当すると言われており、すでに制作は進められている。(フロントロウ編集部)