ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』でドナ・マーティンを演じたトリ・スペリングがオリジナル版のドラマ撮影中、その容姿に反して「美しく完璧ではなかった」と感じていたことを告白した。(フロントロウ編集部)

色褪せぬ人気の『ビバリーヒルズ青春白書』

 1990年から2000年に放送され、社会現象を巻き起こすほどの人気を獲得した青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』。2019年にはオリジナルキャストでのリブート版ドラマ『BH90210』が配信され、大きな話題を呼んだ。

画像: ©️ FOX/BROADCASTING CO

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 残念ながらディラン役のルーク・ペリーは2019年3月に脳卒中により逝去したため(享年52歳)、この作品に参加することができなかったが、アンドレア役のガブリエル・カーテリス、ブレンダ役のシャナン・ドハーティー、ケリー役のジェニー・ガース、デビッド役のブライアン・オースティン・グリーン、ブランドン役のジェイソン・プリーストリー、ドナ役のトリ・スペリング、スティーブ役のアイアン・ジーリングら、7人のオリジナルキャストが再集結。往年のファンを大いに喜ばせた。

 そんな本作でドナを演じたトリは、オリジナル版ドラマの撮影中、あることが理由で常に不安と戦っていたそう。

トリ・スペリングが感じていた不安

 ドナは、美しく豊かなブロンドヘアの大人しいタイプの高校生。ドラマ登場時は脇役の一人だったけれど、シーズンが進むにつれ人気を博しメインキャストの一人に。トリは自身のインスタグラムにドナを演じていた際の写真を投稿し、当時の苦悩を告白した。

 「私はとても自信のないティーンエイジャーで、自分は“良くない”と思っていた。でも、私はとても成功したテレビ番組に出演して、そこで美しく人気があり、全てを兼ね備えた10代の若者を演じなければならなかった。どの女の子も憧れ、男の子からも好きだと思われるキャラクター。でも、プライベートでは、自分のことを美しいとも良いとも感じられなかった」

 “美しい女性”の役でファンを魅了していたにもかかわらず心の底では常に劣等感を感じ、不安と闘っていた事実を語ったトリ。ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』の放送から20年以上の時を経て明かされた意外な真実は、「美しいメッセージだ」「わお、このメッセージを共有してくれてありがとう」など多くのファンを驚かせた。

 彼女は続けて、「この写真では私はカメラに夢中って感じ!」としつつも、「でも、必ずしも見えているものが現実ではないの」と語った。そして、「私はあの自信のない少女時代を振り返って、褒めてあげたい。(不安だったのに)がんばって突き進んだんだから。できることならば、カメラのいないところで抱きしめてやりたい。あなたはそのままで十分だし美しいって伝えてやりたい。世の中や社会、仲間から寄せられた期待に応えながら生きる10代の若者にとって、人生は本当に厳しい。毎週何百万人もの人に見られる番組に出ている人なら、言うまでもない」と、当時受けていた大きなプレッシャーについても振り返った。

画像: トリ・スペリングが感じていた不安

 そして「ドナ・マーティン(の経験)があったから、今私は、自分の娘たちに、あなたはそのままで十分で、賢くて、美しくて、自分がなりたいものになれる。ほかの人の期待に応えようとしないで、自分らしくありなさいって毎日伝えている」と、1990年代に一世を風靡したドナ役としての経験が、2020年代を生きる自身の娘たちへのアドバイスへと変わったことを明かした。(フロントロウ編集部)

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