プロが実践するコンシーラー活用術
ここ数年のメイクトレンドは、ツヤ肌やすっぴん風などが大人気でベースメイクが主役になっている。そんななか、メイクのプロが提案しているのが、なんとファンデーションを使わずコンシーラーでつくるメイク法。
最近はコンシーラーも進化していて、さまざまな質感や幅広いカラーバリエーションが続々と登場しているけれど、そんなコンシーラーの利点を活かしたメイク法は、素肌っぽく見せたり、顔にメリハリをつけたり、時短になったりととにかく優秀。コンシーラーならではな仕上がりが楽しめる、プロが勧めるコンシーラーメイクのやり方とは?
1:異なる質感を使い分けて素肌っぽく
コンシーラーは、トレンドの素肌っぽいメイクをつくるのにもってこい。モデルのヘイリー・ビーバーやテイラー・ヒルなど多くのセレブに愛される有名メイクアップアーティストのロバート・セスネックは、「肌の箇所によって2つの質感のコンシーラーを使い分けると素肌っぽく仕上がる」と米メディアAllureでコメント。
ロバートが勧める質感の使い分けとは、小ジワが気になりやすい目元にはクリーミーなものを選び、テカりや赤みが気になりやすい鼻まわりやアゴなどにはカバー力の高いものを選ぶというもの。そうすることで、肌悩みをカバーしながら素肌っぽさも叶えてくれるという。
塗り方については、柔らかい毛のブラシを使って塗り、さらに湿ったスポンジでなじませるとシームレスに仕上がるのでオススメだそう。
2:異なるカラーを使い分けてメリハリ顔を叶える
コンシーラーが優秀なところは、ファンデーションの代わりだけでなくハイライトの代わりにもなるところ。ハイライト効果を狙うため、明るめと暗めの2色のコンシーラーを使い分けるメイク法を、セレブを手掛けるメイクアップアーティストのトミーがオススメした。
トミーは、「暗めのコンシーラーを小鼻の周りや赤みが気になる部分に、明るめのコンシーラーは頬骨のあたりや鼻筋に塗るようにして」とアドバイス。塗るときのポイントについては、暗めのコンシーラーをニキビや小鼻に塗るときには、先端が細い小さめのブラシを使うとピンポイントでしっかりカバーでき、明るめのコンシーラーを塗るときには、もう少し大きめのものを使ことで内側から発光しているように見せる効果があるという。
ちなみに色を選ぶときには、暗めの色はアゴと首の間の肌色と合うもの、明るめの色は暗めで選んだものよりもワントーン明るめのものを目安にするのがコツだそう。
3:顔の中心をメインに塗って簡単時短メイクに
プロが教えるコンシーラーメイクには、急いでいるときやちょっとした外出にぴったりのテクニックも。ロバートとトミーの両方がオススメで、最も簡単なベースメイク法だというそのテクニックとは、顔の中心をメインにコンシーラーを塗って、外側にむけて薄く広げていく方法。
トミーは塗り方について、「目の下や眉間、鼻、唇の上にコンシーラーを多めに置いて、そこから頬やアゴ、首、髪の生え際にかけて広げていくようにして」と説明。そうする理由は、一般的に顔の中心は赤みが出やすく、カバーしたい部分が多いからだという。
ちなみに、顔全体にコンシーラーを広げるときには、大きめで先端がフラットになっているブラシなら、短時間でしっかりとブレンドさせてキレイな仕上がりになるそう。
ファンデーションを使わず、コンシーラーで肌を仕上げるプロのテクニック。ナチュラルに仕上げたいときや、忙しいときなどにぜひチャレンジしてみて。(フロントロウ編集部)