『SW』ファンのサイモン・ペッグ、出演を果たす
世界中に熱狂的なファンが多い『スター・ウォーズ』シリーズは、1977年にジョージ・ルーカス製作総指揮/監督で、第1作目の『スター・ウォーズ』が公開された。その42年後の2019年には、スピンオフを含めてシリーズ11作目となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開されるなど、約半世紀にわたってSFファンを夢中にさせてきた。
ここまで長年続くシリーズとなると、『スター・ウォーズ』ファンだった子供が大人になってシリーズに参加するということもザラに起きている。イギリス出身の俳優サイモン・ペッグもその1人。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ミッション:インポッシブル』シリーズなどへの出演で知られるサイモンは、彼が脚本も担当したドラマ『スペースド』で自身が演じたティム・ビズリーを『スター・ウォーズ』オタクという設定にしており、彼自身も『スター・ウォーズ』の大ファンである。
サイモンの初恋の相手、キャリー・フィッシャー
そんなサイモンは、2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にアンカー・プラット役で出演を果たした。しかも彼がラッキーなのは、彼の初恋の相手だというキャリー・フィッシャーと一緒に過ごせたこと。
レイア姫を演じたキャリーといえば、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開されたばかりの2015年12月27日(米時間)に60歳の若さでこの世を去ってしまった。そんな彼女について、米Vanity Fairのインタビューで、「僕は子供の頃、キャリー・フィッシャーがものすごく大好きだったんだ…。初恋の相手がキャリー・フィッシャーなんだよ」とその熱い思いを打ち明けるサイモンは、さらに忘れられない1日の思い出を明かした。
「彼女と一緒に過ごす時間が少しあったんだ。腕を組んで、一緒にレジスタンスの基地を散歩して、すごい良い日だったよ。話しながら振り返って、僕たちは見つめ合ったんだ。彼女の目を見た時、その目は同じだった。分かるだろう(笑)言わなくても明らかだけど、あの目は僕が子供時代に夢中になっていた目だった。そして僕は、『知ってると思いますけど、僕はいつでもあなたのことが大好きだったんですよ』って伝えたんだ。そうしたら彼女は僕の手を取って、結婚指輪を見て、『ファックユー』って(笑)僕の人生で最高の1日だったよ」
約40年も大好きな初恋の相手と対面できただけでも大興奮なのに、腕を組んで一緒に散歩し、愛を告白し、笑いあう…。どう考えても、死んでも後悔しないほど幸せなサイモンの思い出は、聞いているこっちまで何だか嬉しいような、羨ましいような。
60歳の若さで逝去してしまったキャリーだけれど、その俳優人生では、多くのファンを魅了していた。(フロントロウ編集部)