アンセル・エルゴートが性的暴行疑惑を否定&謝罪も…
映画『きっと、星のせいじゃない』や『ベイビー・ドライバー』といった数々のヒット作に出演し、今年12月には映画『ウエスト・サイド物語』のリメイク版『ウエスト・サイド・ストーリー(原題)』の公開も控える俳優のアンセル・エルゴートから性的暴行を受けたと主張する女性が現れ、波紋を呼んでいる。
アンセルのことを告発したのはギャビーと名乗る女性で、彼女の話では、今から約6年前の2014年、インスタグラムのダイレクトメッセージを通じてアンセルと知り合い、頻繁に連絡を取り合う仲になったという。
2人で会った際、当時17歳でまだ処女だったギャビーは性行為に拒否反応を示したが、アンセルは“聞く耳持たず”だったそうで、ギャビーがツイッターに投稿した告発文には、泣きながら痛みに耐える彼女にアンセルが放った言葉は「君を(セックスに)慣れさせなきゃね」だけだったことや、アンセルに弄ばれたショックからPTSDを発症したことなどが綴られていた。
Woman comes forward with sexual assault allegation against #AnselElgort:
— Pop Crave (@PopCrave) June 19, 2020
“I was only 17.” pic.twitter.com/NofXkxVSpn
アンセルのキャリアを台無しにしたくなくて、そのことをずっと黙っていたというギャビーだったが、長い年月を経て黙っているのは間違いだと気づき、声をあげることを決意。性行為を強要されたというエピソード以外にも、友人を交えて「3Pをしよう」と誘われたことや、裸の写真を送ってほしいと要求されたことを赤裸々に綴った告発文は瞬く間にネット上で拡散され、アンセルのもとには彼の行為を非難する声が殺到した。
その後、事態を重く見たアンセルは自身のSNSに謝罪コメントを投稿。ただし、ギャビーと関係を持ったことは認めているが、合意なしに性行為に及んだというギャビーの主張については否定している。
以下、アンセルのコメントの全訳。
「この24時間のあいだにSNSにアップされた自分に関する投稿を見て悩みました。
ギャビーの気持ちを理解しているとは言えませんが、彼女の主張は実際の出来事とは異なるものです。僕は誰かに暴力を働いたことはこれまでに一度もありません。真実は、2014年のニューヨークで当時20歳だった僕とギャビーは、ごく短期間のあいだ、合法で、完全に合意のうえで関係を持っていたということです。
残念ながら、僕は彼女と良いかたちで別れることができませんでした。彼女からの連絡に答えるのをやめてしまったのです。とても幼稚で残酷な行為だったと思います。もちろん、今さら謝罪したからといって、僕が彼女の前から姿を消した時の許しがたい行為をなかったことにすることはできません。
過去の自分の態度を振り返ってうんざりすると同時に、当時の自分が取った行動を非常に恥ずかしく思っています。本当に申し訳ありませんでした。今回の件を教訓に今後も学び続け、共感力を高める努力をする必要があると感じています」
コメントの最後に謝罪の言葉はあったものの、ギャビーとの認識の違いを強調したり、“別れ方が悪かったから”と話をすり替えたり、謝罪文になっていない内容にますます批判が集まっている。(フロントロウ編集部)