なぜ、ガサガサになりやすいの?
かかとがガサガサする原因は、主に乾燥と余分な角質によるもの。
ノースカロライナ州の皮膚科医シール・デサイ・ソロモン医師によると、もともと足には皮脂腺がなく、身体のなかでも乾燥しやすいパーツ。それに加え、空気の乾燥や加齢、体重による圧迫が続くと、徐々に角質層が厚くなって水分が行き届かなくなり、乾燥してガサガサになると米メディアBetterで説明。
ガサガサ、ゴワつきを放っておくと…
かかとのガサガサを放置していると、最悪の場合かかとがひび割れてしまうことも。さらにひび割れが酷くなると、出血や痛みを伴うだけでなく、その傷からばい菌が入って感染症を引き起こす恐れもあるとソロモン医師は言う。
かかとの乾燥を防ぐ美足ケア
そこで、今回は頑固なガサガサかかとをツルツルにするプロの美足ケアをご紹介。なめらかな素足を手に入れて夏を思いっきり楽しんでみて。
1.かかとクリームを塗る
はじめに「かかとクリーム」を塗ってたっぷりと保湿。これらの保湿クリームには、角質を柔らかくする「尿素」などが含まれており、乾燥してゴワついたかかとをなめらかにしてくれるそう。
ただ、尿素入りのかかとクリームを使い続けると、角質を取りすぎて肌を痛める可能性が。ある程度ゴワつきが改善されたら、配合されていないクリームに切り替えてみて。
また、ソロモン医師は「かかとクリームを選ぶときは、ワセリン、グリセリン、シアバター、ビタミンE、またはホホバを含む製品を選ぶと良い。これらの成分には、かかとを乾燥から保護してうるおいを閉じ込めてくれる効果がある」とアドバイス。
ちなみに、かかとクリームをつけるタイミングは、お風呂上がりなど肌が湿っているときに塗るのがベストだという。
2.余分な角質を落とす
尿素入りのかかとクリームを塗る方法の他にも、「かかと用のヤスリ」や「軽石」を使って余分な角質を落とすのも効果的。
ソロモン医師は「入浴後にこれらのアイテムを使うと、厚いたこやひび割れを防ぐことができる」とオススメ。その一方で、「チーズの削り器みたいな鋭い歯のヤスリは、かかとを削りすぎて傷つける危険性があるから気をつけて」と忠告。
あくまで“余分な角質”を落とすことが目的であり、健康な角質まで落とすと、かえって乾燥が酷くなる恐れがあるという。かかとを削った後はしっかり保湿することも忘れずに。
3.靴下で保護する
しっかり保湿をしたら、最後に靴下を履いて保護。就寝前に足のかかとにクリームを塗り、すぐに白い綿の靴下を履くことで、保湿剤が浸透しやすくなるそう。
ただし、合成繊維を使った靴下はNG。ソロモン医師によると、これらの素材は蒸れやすく、真菌性の足の感染症や足の匂いを引き起こす可能性があると説明。靴下を履く場合は、綿やシルクなどの通気性が良い素材を選ぶよう勧めている。
素足が映える夏の季節。プロのフットケア方法を参考にして、つるんとなめらかな美足をゲットしてみて。(フロントロウ編集部)