トム・クルーズがロンドンに到着
2021年7月に公開が予定されていた大ヒット映画『ミッション:インポッシブル』は、撮影場所が新型コロナウイルスの感染者が多かったイタリアだったため、主演のトム・クルーズが現地入りする前に撮影を中止することを決断。そのため、撮影ができなくなり、公開時期も必然的に延び、2021年11月に公開されることを発表した。
先日には『ミッション:インポッシブル』シリーズでベンジーを演じるサイモン・ペッグや、アシスタントディレクターを務めるトミー・ゴームリーが9月に撮影を再開するプランを明かしており、水面下で着々と準備が進められているなか、ついにトムが動き出した。
トムは、『ミッション:インポッシブル』の制作の拠点であるイギリス・ロンドンに降り立った姿が目撃された。新型コロナウイルスの対策のため、黒のマスクをしてロンドンを訪れたトムは、環境に配慮してか自分の水筒を持参。スタッフを率いてただ歩いているだけでも、映画の撮影のよう。
こうしてトムがロンドンに戻ってきたということは、『ミッション:インポッシブル』の制作が進みそうな予感。
『ミッション:インポッシブル』の撮影が9月に再開されるにあたり、サイモンは、「屋外の撮影からスタートする。(撮影は)実行できると思っている。明白な予防策が導入されるだろう」と米Varietyに明かし、トミーも英BBCラジオの『トゥデイ』で「訪問を予定していた全ての国を訪れたいと思っていて、イギリスに戻り、バックロット(映画撮影所の近くにある野外撮影場)とスタジオで大部分をやりたいと思っている。9月から撮影をはじめて、4月か5月に撮影を終えるのが目標。私たちは出来ると確信している」と大まかな撮影プランを語っている。
『ミッション:インポッシブル』の再始動の他にも、映画『マトリックス4』の撮影のために主演のキアヌ・リーヴスやキャリー・アン・モス、ニール・パトリック・ハリスなどのキャストが撮影地であるロシア・ベルリンに到着するなど、着々と映画の撮影や制作が再スタート。これまでの撮影とは違い、新型コロナウイルスの感染症対策をとりながらもこのような大作映画が続々と再始動することで、エンタメ業界は再び復活の兆しを見せている。(フロントロウ編集部)