新しいタイプのDC映画『ザ・バットマン』
映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』や『猿の惑星:聖戦記』を手掛けたことで知られるマット・リーヴス監督による新たなバットマン映画『ザ・バットマン』は、2021年の公開に向けて現在制作中。
若きブルース・ウェインに焦点を当てたフィルム・ノワール調の探偵映画のような新しいタイプの作品になると言われている本作では、主演に『トワイライト』シリーズや『TENET テネット』などへの出演で知られるロバート・パティンソンを起用。キャットウーマンにはゾーイ・クラヴィッツが決定している。
キャットウーマンがバットマンをべた褒め
新型コロナウイルスの影響で撮影が休止している最中には、ヒーロー=筋肉ムキムキでなくてはいけないというイメージに異を唱え、筋トレは「ほとんどなにもしてないよ」と明かしていたロバート。様々な点で、これまでのバットマン映画とは違った雰囲気になりそうなことが伝わってきているけれど、ゾーイによれば、ロバートがバットマン役に抜擢されたのは「完璧なキャスティング」だという。
「みんなが多くのことを期待するから、これはすごく難しい役柄だと思う。制約も多いしね。バットスーツを着てると目は見えないし、出来る動きも決まってくる。多次元なキャラクターを表現するには、すごくクリエイティブにならなくてはいけない。彼は挑戦してるし、すでに面白いアイディアもいくつも思いついてる。彼は完璧だと思うな。完璧なキャスティングだね」
ゾーイ・クラヴィッツが気に入るロバートの“パーツ”
米Varietyのインタビューでこう明かしたゾーイは、ロバートの役者としての素質を高く買っているよう。さらにこう続けた。
「まず、彼はすごく良い役者だよね。彼は初めに10代の子達の間にセンセーションを巻き起こしたけど、私達もその後、彼の作品にはそれ以上のことがあると分かったはず。彼はおもしろいアーティストだし、それはすごくバットマンらしいことでもある。ブルース・ウェインの錯覚があり、そして影のバットマンにはさらに複雑なことが起こっている。だから、彼はその役にぴったりだと思う。そして、彼はバットスーツを着るとイケメンなのよ!バットスーツが似合うの。アゴのラインが良いね」
最後には、バットマン姿のロバートにメロメロになっている様子を垣間見せたゾーイ。とはいえ、リーヴス監督は2020年2月に新バットマンの姿を映した短い映像を公開しており、そこでは、斜め左からバットスーツに身を包んだロバートの姿が映し出された。この映像を見るだけでも、ロバートの“アゴのライン”が完璧なことだけは分かる。
The Batman - Camera Test from Matt Reeves on Vimeo.
ちなみにその他のキャストとしては、ジェームズ・ゴードン役にジェフリー・ライト、アルフレッド役にアンディ・サーキス、そしてヴィランのリドラーはポール・ダノ、ペンギンはコリン・ファレルが演じると発表されている。(フロントロウ編集部)