アレサ・フランクリンの伝記映画『リスペクト』
「リスペクト/Respect」や「シンク/Think」、「ナチュラル・ウーマン/ (You Make Me Feel Like) A Natural Woman 」などの名曲を世に送り出したアーティストで、「ソウルの女王」とも呼ばれたアレサ・フランクリンの伝記映画『リスペクト(Respect)』の新しい予告編が公開された。本作の撮影は、米ニューヨーク・ハーレム地区で行なわれた。
生前はすい臓がんを抱え、闘病生活を送っていたアレサは、2018年8月に76歳で他界。40名以上のセレブがアレサの死を追悼し、彼女の葬儀ではアリアナ・グランデが追悼パフォーマンスを披露した。
歴史に残る偉大な女性シンガーであるアレサが、父親の教会の合唱団で歌っていた幼い頃からスーパースターへとスターダムを駆け上がっていく過程が描かれる映画『リスペクト』は、2020年12月25日に全米公開される予定。
そんな同作で主人公のアレサを演じるのは、歌唱力に定評があり、ミュージカル映画『ドリームガールズ』でアカデミー賞助演女優賞を獲得したジェニファー・ハドソン。ほかにも、『G.I.ジョー』のマーロン・ウェイアンズや『ブラックパンサー』のフォレスト・ウィテカー、『ロケットマン』のテイト・ドノヴァン、『美女と野獣』のオードラ・マクドナルドといった実力派俳優が出演する。
『リスペクト』の新予告編、圧巻の歌声
今回公開された新予告編では、ジェニファーが圧巻の歌声を披露。
本作は、アレサの人生とキャリアを浮き彫りにする作品。予告編では、フォレスト・ウィテカーとオードラ・マクドナルドがフランクリンの両親、マーロン・ウェイアンズが最初の夫でありマネージャーであるテッド・ホワイト、そしてマーク・マロンが伝説的なプロデューサーのジェリー・ウェクスラーとして登場する。
映像の途中でアレサに話しかけるのは、メアリー・J. ブライジ演じる、1950年台のジャズ界のスター、ダイナ・ワシントン。華やかなダイナがアレサに「アルバムは何枚あるの?」と問いかけると、若く自信なさげなアレサは「四つ」と静かな口調で返事する。するとダイナは「そして何もヒットしてない」と現実をつきつけ、「ハニー。自分が感動するような歌を探して。そうするまでは、どうにもならないよ」とアドバイス。そのあとは、アレサの弾けるような力強い歌唱に圧倒される。
ちなみにジェニファーは、アレサの葬式で「アメイジング・グレイス」を歌ったことでも知られている。
映画『リスペクト(Respect)』は、2020年12月25日に全米公開を予定している。(フロントロウ編集部)