7ヵ国の『キンキーブーツ』キャストが大集合
2005年に実話を基に作られた映画『キンキーブーツ』が公開されると、そんな映画を基にして2012年にシカゴのバンク・オブ・アメリカでミュージカル『キンキーブーツ』が幕開け。翌年の2013年にブロードウェイに進出し、その翌年2014年から全米ツアーが行なわれるほど人気を博し、今では世界各国で公演が行なわれるほどのミュージカルに。
ドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描いた『キンキーブーツ』は、LGBTQ+コミュニティからもかなり人気が高い作品。
そんな『キンキーブーツ』は、毎年6月に多くの国で制定されているLGBTQ+コミュニティへの理解を深めるプライド月間をお祝いするために、世界中のキャストがオンライン上で集結して楽曲「Raise You Up(レイズ・ユー・アップ)」を歌う動画を公開。
この動画では、『キンキーブーツ』の楽曲を担当しているシンガーのシンディ・ローパーをはじめ、脚本家のハーヴェイ・ファイアスタイン、演出&振付師のジェリー・ミッチェル、ミュージカルでチャーリーを演じたスターク・サンズや、ローラを演じたビリー・ポーター、ローレンを演じたアナリー・アシュフォードなどがオンライン上で再会を果たし、プライド月間をお祝い。
「Raise You Up(レイズ・ユー・アップ)」を歌うのは、オリジナルのキャストだけではなく、世界7ヵ国のキャストが参加しており、日本からもローラ役の三浦春馬、チャーリー役の小池徹平、ローレン役のソニンが世界中のキャストと共に楽曲を盛りあげている。
ステファン・オムレスとブライアン・ウシファーによって制作されたこの動画は、ホームレスのLGBTQ+の若者を支援するためにシンディが設立した慈善団体True Colors Unitedの資金集めも兼ねていると報じられている。
久しぶりに集まったキャストも多く、『キンキーブーツ』のファンならたまらない動画に。本来であればニューヨークでプライド・マーチと称されるパレードが行なわれる日に合わせて公開されたこの動画で、キャストたちはプライド月間をお祝いした。(フロントロウ編集部)