見落としがちな頭皮の紫外線ダメージ
どんなときでも日焼け止めを欠かさないように心がけている人は多いはず。でも顔や体などに抜かりなく日焼け止めを塗って紫外線対策をしているつもりでも、多くの人が忘れがちなのが、頭皮の日焼け。
でも専門家によると、頭皮の紫外線対策こそ気をつけるべきだという。バージニア州の皮膚科医であるリリー・タラクーブ医師は、「顔や体などの日焼け対策に集中している人が多いけど、どちらかというと頭皮のほうが太陽からの保護を必要としている」米メディアSunday Rileyにコメント。
その理由についてタラクーブ医師は、ほとんどの場合、紫外線は頭皮に向かって垂直に降り注いでいるからだと説明。とくにいつも同じ分け目で髪を分けている人は、そこから集中的に紫外線が入ることでダメージを受け、頭皮が炎症を起こしてしまうことも多いという。
そして忘れてはいけないのが、紫外線による肌のダメージ。頭皮は、顔の皮膚とつながっているため、頭皮から入った紫外線が将来のシミやシワの原因になってしまうこともあるそう。しかし、顔の紫外線対策にくらべて、頭皮はかなり無防備になっているため、意識した紫外線対策を取り入れたい。
頭皮用UVスプレーで徹底ブロック
どうやって頭皮の日焼けを防ぐかについてタラクーブ医師は、最も簡単な対策は帽子をかぶることだけれどいつもかぶるには無理があると話し、頭皮に使えるUVスプレーで紫外線をケアするのをオススメ。
最近では、頭皮と髪の両方に使える日焼け止めスプレーが海外ブランドから続々と登場。頭皮につけやすい細いノズルがついていたり、頭皮をケアする成分が入っていたりと、通常のUVスプレーとは少し違った工夫がほどこされているものもある。またタラクーブ医師によると、スプレータイプ以外でも頭皮に使えるものであればパウダータイプの日焼け止めでもOKだという。
頭皮用UVケアを使うときに忘れてはいけないのが、顔と同じくこまめな塗りなおし。とくに汗をかいたり泳いだりするときには、2時間ごとに塗り直すことも大切だという。
顔や体と同じように、これから意識が高まっていきそうな頭皮の紫外線対策。日本でも頭皮用日焼け止めスプレーは販売されているので、ぜひチェックしてみて。（フロントロウ編集部）
