フェラーリをめぐりケラーニを提訴
フロリダにある高級車を専門に扱うレンタカー業者が、貸し出したフェラーリをめぐってケラーニに対して訴訟を起こしたことが明らかになった。
米The Blastが入手した訴状によれば、ケラーニは米現地時間4月19日に原告であるレンタカー業者から2017年製のフェラーリをレンタル。その後、返却したものの、傷がついた状態で返したのだそう。レンタカー業者はケラーニから修理費を支払ってもらっていないと主張している。
レンタカー業者によれば、ケラーニは当初、“個人的な使用”を目的としてフェラーリのレンタルを申請。しかしながら、今年5月にリリースされた彼女の最新アルバム『イット・ワズ・グッド・アンティル・イット・ワズント』に収録されている楽曲「 Open (Passionate)」のミュージックビデオでそのフェラーリを使用していたことが判明。“商業的に利用”されたとレンタカー業者は主張している。
ミュージックビデオには、ケラーニがフェラーリで砂漠を走っているところが収められている。ビデオでケラーニが運転しているフェラーリには一見傷がないようにも見えるものの、レンタカー業者が主張する傷が、すでにビデオの撮影時についていたのか、撮影後についたのかは明らかになっていない。
Open (Passionate)」のミュージックビデオはこちら。
レンタカー業者はミュージックビデオの撮影中にフェラーリに傷がついたとして、ケラーニについて、「不注意かつ無謀で軽率な運転でフェラーリを操作し、動物もしくは何らかの物に衝突させ、重大な損害をもたらした」と述べている。ケラーニから返却されたフェラーリには酷い傷がついていたといい、修理費として2万4,426ドル(約268万円)かかったという。
加えて、フェラーリの修理のために貸し出せなかった期間分の損失として、合計でおよそ3万5,000ドル(約385万円)の損失が出たとしているほか、この傷のために、フェラーリの価値が8万8,573ドル(約974万円)下がったとも主張している。さらに、レンタカー業者は裁判所に対し、何らかの判決が出るまでケラーニの免許を停止するようにも求めている。
ミュージックビデオに登場するフェラーリがレンタルだったことが明らかにされただけでなく、傷をつけて返却したことで損害賠償を請求されたケラーニだけれど、彼女は今回の訴訟について、現時点ではいかなる反応も示していない。(フロントロウ編集部)