「脂肪燃焼スープ」でリバウンドを防ぐには?
ダイエットのトレンドはいろいろなものが登場するけど、最近よく耳にするのが脂肪燃焼スープ。もともと海外でも「キャベツスープダイエット」などと呼ばれて人気のダイエット方法で、いま日本でもSNSやYoutubeで話題に。
脂肪燃焼スープダイエットがどんなものかというと、1日3食もしくは1食をキャベツやセロリ、たまねぎ、トマトなどデトックス効果のある野菜でつくったスープに置き換える方法で、それを約1週間ほど続けるというもの。このスープの野菜に含まれる食物繊維が消化を促して新陳代謝がアップすることで、脂肪が燃焼されやすくなると言われている。
でも置き換えダイエットとなると気になるのがリバウンド。ミシシッピ州の栄養士であるケリー・マクグレインは、「脂肪燃焼スープダイエットは短期的に体重を減らすダイエットとしては良いけれど、すぐに体重がもどってしまう可能性が高い」と米Healthlineにコメント。その理由は、脂肪燃焼スープで体重が減る仕組みにあった。
脂肪燃焼スープで一時的に痩せられる理由
リバウンドを防ぐ方法の前に知っておきたいのが、脂肪燃焼スープでなぜ痩せるのかということ。マクグレイン氏は、このスープが脂肪の燃焼を高めるのはウソではないものの、体重が減る理由のほとんどがカロリーの大幅な減少によるものだと説明。食事をスープに置き換えることで、1日に摂取するカロリーを大幅にカットできて体重が減るからこそ、通常の食事に戻すとリバウンドしてしまう可能性があるという。
さらにマクグレイン氏は、7日間ほどの短期的なダイエットで体重が減るのは、脂肪ではなく体内の水分が減るからだと補足。水分が減るというのはむくみが解消されるということなので、もちろん悪いことではないけれど、短期的な結果に終わってしまう。では脂肪燃焼スープで長期的な結果を手に入れるには、どうしたらいいのか?
リバウンドを防ぎながら取り入れるには?
気になるリバウンドを防止する方法についてマクグレイン氏は、「短期的な置き換えではなく、長期的にバランスの良い食事にプラスして脂肪燃焼スープを取り入れて」とアドバイス。置き換えではなく、毎日の食事にプラスしたり、間食として取り入れたりすることをオススメ。
脂肪燃焼スープには豊富な食物繊維やビタミンCが含まれており、長期的に続けることで痩せやすい体づくりができるという。ほかにも、スープを飲むことで満腹感がアップするので、置き換えをしなくても無理なく摂取カロリーを減らすことができるそう。
栄養士が明かしたリバウンドを防ぎながら脂肪燃焼スープを取り入れる方法。リバウンドしたくないという人はぜひ参考にしてみて。(フロントロウ編集部)