パリス・ジャクソンがマイケル亡き後の苦悩を明かす
2009年に50歳でこの世を去った伝説のキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンの愛娘で、現在、モデルや女優として活動するパリス・ジャクソンが、フェイスブックの動画サービスFacebook Watch(フェイスブック・ウォッチ)で配信がスタートしたリアリティ番組『Unfiltered: Paris Jackson and Gabriel Glenn(アンフィルタード:パリス・ジャクソン・アンド・ガブリエル・グレン)』で父マイケルの死後、深刻な心の問題を抱えていたことを明かした。
マイケルの母でパリスにとっては祖母にあたるキャサリン・ジャクソンと一緒に暮らすようになってから、自傷行為をするようになったというパリス。
「体重がものすごく増えて、食べることに依存するようになった。でも、ある時、いとこからデブ呼ばわりされて『オッケー。もう耐えられない』って思った。そこから自傷行為が始まった」と言うと、続けて「自分で自分のことを切ったり、(火を使って)やけどさせたりした。それで死ぬと思ったことは一度もない。カミソリの扱いには慣れていたし、どれくらい深く切ったかちゃんと把握してたから」と赤裸々に語った。
さらに、自傷行為に走った理由のひとつに「ドーパミンの分泌(※)」を挙げたパリスは、「ドーパミンが脳内麻薬と呼ばれているのにはワケがある。気分が良くなるから。食べることもそうだし、セックスをしても、音楽を聞いても、ワークアウト(運動)をしてもドーパミンが分泌される。自傷行為もタトゥーを入れるのもドーパミンが分泌される行為のひとつ 」と明かし、自傷行為だけでなく、すでに複数入っているタトゥーも同様の理由で入れていることを告白。また、自分を傷つけることで、“心の傷からくる痛みを紛らせたかった”とも言っていた。
※ドーパミンとは神経伝達物質のことで、脳内でドーパミンが分泌されると快楽や達成感、満足感が得られる。
これまでに「何度も自殺しようとした」というパリスは、過去にうつ病に悩まされていたことも告白。パリスいわく、うつ病の症状には波があるそうで、気分の浮き沈みが激しくなったが、「沈む時はとことん沈むけど、何も感じないよりもマシ。麻痺してるより、痛みを感じるほうが全然いい。だって、少なくとも何か感じてるから」と振り返っている。(フロントロウ編集部)