多くの恐竜が登場する『ジュラシック・ワールド』
2015年公開の映画『ジュラシック・ワールド』は、1993年にスティーブン・スピルバーグ監督が手掛けて世界的にメガヒットした『ジュラシック・パーク』から続くシリーズ4作目。
「ジュラシック・パーク」の悲劇より数十年後に、ふたたび恐竜のテーマパークが開館。「ジュラシック・ワールド」と名づけられた施設は、大人気観光スポットとなっていた。その管理人の1人オーウェンをクリス・プラットが演じ、パークの管理責任者クレアをブライス・ダラス・ハワードが演じている。
前作よりも月日が経ったことで映像の迫力も増し、さらに恐竜たちの勢いを感じられることとなった本作は、公開された週末3日間のオープニング成績が映画史上初の5億ドル(約550億円)超えを記録した。
クレア、ヒールを履いたまま恐竜から逃げる
そんな『ジュラシック・ワールド』だけれど、ある1つのシーンが、映画を見たファンの間で大きな話題となった。それは、クレアがティラノサウルスから逃げるシーンで、ハイヒールを履き続けたままだったこと!
ヒールを履いていると普通の道を歩くのすら大変にもかかわらず、ジャングルで走って、しかも超巨大なティラノサウルスから逃げる!? そんな疑問が大きな話題となり、次作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』では、クレアはオフィスではヒールを履いているけれど、外ではスニーカーを履くようになっている。
ブライスがヒールを履き続けることにした理由
そんなクレアを演じたブライスが、米Peopleのインタビューに登場。「このランニングシーンについて話さなきゃね」と言われ、声をあげて大爆笑した彼女は、「『これ(ヒールを履いての全力疾走)は本当に挑戦的なことだね!』とずっと思ってたけど、私は文句を言うのが嫌いなの」と、当時感じていたことを話したうえで、物語の設定に関係なく、ヒールを履き続けた理由についてこう明かした。
「ヒールを履いているということは、そのままヒールを履き続けるか、途中で脱いで裸足になるかっていう選択があったわけだよね。そしてそれについて決めなきゃいけない日が来た時、私は、『ん~。(ヒールを)履いたままにする。毎日仕事のために裸足でジャングルを走りたくない』って感じだった」
“クレアならいける”
映画では数分のシーンであっても、撮影には時間がかかることもあるうえ、この時にヒールを脱いでしまえば、その後のシーンではずっと裸足でいることになる。そんな様々な要因から、ブライスはジャングルという場での撮影において靴を履き続けたかったよう。しかしこの選択は、結果的にクレアというキャラクターを表現することにもなったと思っているという。
「キャラクター的にも合ってたと思う。あんな感じで企業の責任者をやってて、キャリアのなかで毎日ヒールを履いてて…、そうしたらもちろん、(ヒールを履いたままでも)ティラノサウルスから逃げられるに決まってるでしょう!」
(フロントロウ編集部)