TikTokで大流行して音楽チャートでも順位を上げている、「ガール・イン・ザ・ミラー」。TikTokユーザーに支持されている歌詞の内容から、歌っているビービー・レクサが一体どんなシンガーなのかまで、まるっと特集!

TikTokで歌詞を載せた動画がトレンドに!

 「ガール・イン・ザ・ミラー(Girl In The Mirror)」は、2019年のアニメ映画『アグリードールズ』の挿入歌としてビービー・レクサ(Bebe Rexha)が歌ったもの。

 ありのままの自分を受け入れて愛そうというメッセージを持つ映画にぴったりの同曲は、そのエンパワーメントな歌詞でじわじわと支持を広げ、2020年に入ってから、曲のリリックを載せた動画を投稿するのが日本のTikTokで大流行!その影響もあり、現在、LINE MUSICやAPPLE MUSICのチャートでも順位アップを続けている。

 そんな大人気ぶりに感謝するように、5月には、ビービー・レクサ本人が日本のファンのためだけにアコースティック・バージョンを収録!YouTubeで公開された動画は、早くも10万回近く視聴されている。

「ガール・イン・ザ・ミラー」【アコースティックバージョン】

歌詞がガルパワ!「ガール・イン・ザ・ミラー」はどんな曲?

 この曲は、人の目を気にしない、自由でありのままの自分でいたいというメッセージが込められた作品。

 他人が求める自分や、社会がかわいい/かっこいいとする自分ではなく、鏡の中に写る姿のままの自分、つまり“ガール・イン・ザ・ミラー”になりたいという気持ちを、「正直終わりにしたい/自分の写真を嫌うのも」「いいネ!もフォロワーももういらない」と、現代人の心に響く言葉とともに歌っている。

「ガール・イン・ザ・ミラー」【日本語字幕付き】

こんなふうに考えてしまう自分がイヤ
ずっしり重たくて溺れてしまいそう
欠点だらけでイヤ 不安でいっぱいになる
正直もう終わりにしたい 自分の写真を嫌うのも
みんなに合わせようとするのも

なりたいのは 見せたいのは
鏡の中のあの姿
振る舞いたい 踊りたい
人目を気にせずに
あなたを目指すのもアリだけど
でも、私は私でいたい
鏡の中のあの女の子
鏡の中のあの女の子
鏡の中のあの女の子
鏡の中の、あの女の子のままで

 そんな同曲についてビービー・レクサは、「年齢に関係なく、この曲を聴けば共感してもらえると思う。フォロワーやいいねについて、そして自分自身を愛したいという気持ちが歌われているから」と、米ABC Radioに語った。

ビービー・レクサは、ガールパワーでいっぱいのアーテイスト

 「ガール・イン・ザ・ミラー」を歌っているそんなビービー・レクサは、ガールパワーにあふれた発言やアクションがたびたび話題になるエンパワーメント・アーティスト!

画像: ビービー・レクサは、ガールパワーでいっぱいのアーテイスト

女性を支持する女性

 「女性をエンパワーしたいと思ってる」といつも語っているビービー・レクサ。SNSでは、女性に軽蔑的な言葉を使っているユーザーを見つけたらわざわざ「あなたのお母さんはそんな呼ばれ方されたくないんじゃないかな。優しくなって。とくに女性に対して」と返信したり、デュア・リパやチャーリーXCX、ホールジーなど同年代の女性アーティストたちへの賛辞をいつも口にしたり、まさに女性を支持する女性。

画像: 2018年にビービーが主催した、音楽界で活躍する女性たちとの交流会。イベントは、ビービーの「自分が欲しいものを決めて。自分の夢のために闘って、バッドなビッチになりましょう」というひと声から始まったという。

2018年にビービーが主催した、音楽界で活躍する女性たちとの交流会。イベントは、ビービーの「自分が欲しいものを決めて。自分の夢のために闘って、バッドなビッチになりましょう」というひと声から始まったという。

 エミネムとリアーナの曲「モンスター」を制作するなど、ソングライター出身のシンガーであるビービー・レクサは、「Women in Harmony」という、女性音楽家を応援するイベントを2018年から3年連続で開催している。ブレイク前の女性に約110万円の音楽活動費を提供するプロジェクトを企画したり、女性シンガーやソングライター、プロデューサーを集めたディナーを主催して意見交換したり、自分の地位やコネクションを利用して女性のためのアクションを多く起こしている。

ボディシェイミングや不安症などをオープンに語る

 日本で女性のLサイズにあたるサイズ8であるビービー・レクサ。アーティストとしてボディシェイミングを受けることも少なくないそうだけれど、本人は、そういった体験をすぐに公表。ボディサイズを理由にグラミー賞のためのドレスを提供してくれなかったブランドをインスタグラムで批判したり、「もう年だから(体を隠すために)ギターの後ろに隠れた方がいい」と言ってきた音楽業界重役の発言を暴露したり、絶対に黙っていない

画像: 2019年のグラミー賞授賞式にて。

2019年のグラミー賞授賞式にて。

 また、昔から不安症やうつに悩まされていることをオープンにしており、2018年には、「(不安症やうつとという)私の真実を物語る曲とMVを作りたかった。このビデオでは、私自身が自分の不完璧さをやっと受け入れられたことをお祝いしているの。いつも大丈夫じゃなくても、大丈夫ってこと」と語り、「私はめちゃくちゃ/私は負け犬/私は人を嫌う/私は人を利用する」と歌う曲「アイム・ア・メス(I’m A Mess)」を発表した。

 そのほかにも、ゲイ・パレードに参加してLGBTQ+コミュニティをサポートしたり、人種差別に声をあげたり、投票に行くよう促したり、ファンをエンパワーする発言や行動をいつも起こしているビービー・レクサ。そんな彼女だからこそ、自分らしさを受け入れようと歌った「ガール・イン・ザ・ミラー」の歌詞が多くの人の心に響いているのも納得!

「Girl In The Mirror / ガール・イン・ザ・ミラー」
楽曲ダウンロード/ストリーミングはこちら

ビービー・レクサのその他の代表曲
■「メント・トゥ・ビー
■「アイ・ガット・ユー
■「ノー・ブロークン・ハーツ(ft. ニッキー・ミナージュ)
■「ミー・マイセルフ・アンド・アイ

(フロントロウ 編集部)

This article is a sponsored article by
''.