HBO Maxで、2021年公開の映画『ザ・バットマン(The Batman)』と世界観を共有するテレビドラマシリーズの制作が決定した。(フロントロウ編集部)

期待の新作『ザ・バットマン』

 映画『ザ・バットマン』は、映画『猿の惑星』シリーズを手がけたマット・リーヴスが監督を務める、DCコミックスの人気キャラクター、バットマンの新作映画。2021年に公開予定の本作は、若かりしブルース・ウェインことバットマン役にロバート・パティンソンが、キャットウーマン役にはゾーイ・クラヴィッツが決定している。

画像: 期待の新作『ザ・バットマン』

 また、リドラー役にはポール・ダノ、ジェームズ・W・ゴードン役にはジェフリー・ライト、ペンギン役にはコリン・ファレル、アルフレッド役にはアンディ・サーキスなど、豪華キャストがずらり。

 本作は、これまでのバットマン映画とは違うスタイルになると言われており、リーヴス監督は、若いブルース・ウェインに焦点を当てたフィルム・ノワール調の探偵映画のようなものにしたいと発言している。

 そんな映画『ザ・バットマン』と並行して、作品内の世界観を共有したスピンオフドラマが制作されることに決定した。

新進気鋭のHBO Maxが手がけるバットマンドラマ

 映画『ザ・バットマン』とタイアップした内容となるテレビシリーズの制作は、2020年5月にストリーミングサービスを開始したばかりのHBO Maxが手がける。

 制作総指揮は劇場版で監督を務めるマット・リーヴスが行ない、脚本には、ドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』や映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のテレンス・ウィンターが抜擢された。

画像: マット・リーヴス監督

マット・リーヴス監督

 リーヴス監督は、「これは素晴らしい機会だと思っています。私が映画で作ろうとしているヴィジョンを拡大できるだけでなく、(テレビシリーズのような)ロングフォーマットだからこそ実現できる、細部まで掘り下げた描き方ができる。そして、犯罪と腐敗した世界について素晴らしい洞察力をもって力強く脚本を書いてきたテレンス・ウィンターのような素晴らしい才能の持ち主と仕事ができることは夢のような経験です」と声明で語っている。

 ドラマ版で焦点が当てられるのはゴッサム・シティを守るゴッサム市警察。同じくゴッサム市警察を描いたDCコミックスのドラマ作品といえばドラマ『GOTHAM/ゴッサム』が記憶に新しいけれど、本作はあくまでも映画『ザ・バットマン』の世界を拡張する作品として制作される。

画像: 新進気鋭のHBO Maxが手がけるバットマンドラマ

 HBO Maxは、「このシリーズは、(マット・)リーヴスが製作しているバットマンの長編映画と同じ世界を舞台とし、映画でのゴッサム・シティの描き方をベースに制作され、最終的には複数のプラットフォームにまたがる新しいバットマンユニバースを立ち上げる作品として構築されます。映画で確立された世界を拡大し、ゴッサムにいるたくさんの複雑なキャラクターをさらに深掘りするための前例のない機会となっています」と公式発表で語った。

 本作はまだ企画がスタートしたばかりのため、タイトルはまだ発表されていない。そして、映画版でバットマンを演じるロバートやそのほかのキャストが参加するかどうかも明らかにされていない。(フロントロウ編集部)

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