ジョニー・デップの留守中に元妻が「不倫相手」を自宅に招く
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』などで知られる俳優のジョニー・デップが、自身を「Wife Beater(妻を虐待する者)」と呼んだイギリスの大衆紙The Sunの発行元である出版社New Group Newspapersを名誉毀損で訴えている裁判で、ジョニーが元妻で映画『アクアマン』の俳優のアンバー・ハードと暮らしていたロサンゼルスの自宅が入る高級ヴィンテージマンション、ザ・イースタン・コロンビア・ビルのコンシェルジュを務めていた人物が驚きの証言をした。
アレハンドロ・ロメロという名のこの男性は、イギリス・ロンドンにある高等法院に提出された証人陳述書を通じて「2015年の3月以降、ミス・ハード(アンバー)は、おもに深夜11時から真夜中頃、定期的にイーロン・マスク氏の訪問を受けていました」と、アンバーがジョニーとの婚姻中だった2015年3月に、テスラ社やスペースX社のCEOとして知られるイーロン・マスクをジョニーと暮らす自宅に連れ込んでいたと証言。
さらに、「最初の頃はミス・ハードからマスク氏のために建物のガレージのドアを開け、自宅があるペントハウスまで来られるようにして欲しいと電話連絡がありました。数回の訪問後には、ミス・ハードがマスク氏にガレージをを開けるためのリモコンとミスター・デップ(ジョニー)が所有するペントハウスの電子キーを与えていました」と、アンバーがイーロンにガレージと自宅の“合鍵”を渡していたことも明かした。
ロメロ氏いわく、アンバーはジョニーの留守を狙ってイーロンを自宅に招いていたといい、「マスク氏は週に数回、ミス・ハードのもとを訪ねていたと思います。マスク氏はいつも、ミスター・デップが自宅に居ないときに彼女の元を訪れていました」とも陳述している。
アンバー&イーロンは「不倫」を否定しているが?
ジョニーは、今回の裁判で自身との婚姻中にアンバーがイーロンと不貞をはたらいたと主張しているが、アンバーはこれを否定。イーロンもアンバーとの交際を始めたのは、あくまでもジョニーと破局した後だったと自身のツイッターやメディアを通じて反論している。
6月中旬には、ジョニー側の証人として裁判に出廷した、アンバーの親友ラケル・ペニントンの元夫で、一時はジョニーの自宅に無償で住まわせてもらっていたほど親しくしていたジョシュ・ドリューが、アンバーとイーロンが、アンバーの友人でモデル兼俳優のカーラ・デルヴィーニュを交えて、3人で情事に及んでいたと証言。
この際、イーロンは、米Paige Sixへの声明を通じて、「カーラと僕は友人同士ですが、親密な関係になったことは一度もありません。彼女もそれを認めるでしょう。それから、僕とアンバーがデートをするようになったのは、彼女が(ジョニーとの)離婚を申請してから1カ月ほど経ってからのことだというのも、もう一度、念押しします。彼らの婚姻中は、僕はアンバーには決して近づいていませんから! 」と疑惑を否定していた。
ロメロ氏が真実を語っているとすれば、アンバーがジョニーとの婚姻中にイーロンと関係を持っていたという事実を裏づけるものとなるが、果たして?
傷を負ったジョニーの写真が公開
連日行なわれている裁判では、被告であるNew Group Newspapersが、薬物やアルコールの問題を抱えていたというジョニーが、元妻アンバーに対して複数回にわたり暴力を振るったと主張し、ジョニーを“DV加害者”として伝えた報道に誤りはないと主張。ジョニーが当時、薬物や酒に溺れていたという説をバックアップする複数の写真などを公開してきた。
ジョニーは、一貫してアンバーへの暴力を否定しており、むしろDVの被害にあったのは自分の方だと、アンバーからの暴力や彼女の問題行動を立証するため、自身の周囲で働いていたセキュリティスタッフやアンバーの助手、スタイリストといった人々を証人として召喚。
そのうちの1人であるボディガードのショーン・ベット氏は、つい先日、ロンドンの高等法院に出廷し、アンバーからジョニーへの暴力があったと証言。ジョニーが2015年12月に、アンバーから顔にビンタなどをされた後に、ジョニーに頼まれて撮影したという、彼の頬が赤みを帯び、ひっかき傷やアザのようなものが確認できる数枚の写真を公開した。
Johnny Depp’s security guard reveals photo of Depp’s black eye after Amber Heard allegedly hit him. Lines of cocaine, passing out drunk, slugfests, destroying apartments, pooping on beds...what a mess, literally. pic.twitter.com/Y0g56dNdd2
— Mike Sington (@MikeSington) July 16, 2020
コンシェルジュもジョニー→アンバーへのDVには懐疑的
アンバーがジョニーから複数回にわたり暴力を受けたと主張している各日の翌日に彼女と対面したというセキュリティスタッフやスタイリストは、それぞれ、当時、彼女の顔や体には傷やアザといった外傷は見受けられなかったと証言している。
アンバーは、2016年5月21日にも、ジョニーからスマホを投げつけられて顔にアザを負った、ジョニーが激高して家中の物を壊したなどと主張しているが、アンバーとイーロンの親密さや密会時期について証言したコンシェルジュのロメロ氏もまた、アンバーがジョニーから暴行を受けたと主張する日の4日後の5月25日にアンバーと対面したものの、「ミス・ハードの顔にアザや傷、腫れ、赤み、そのほかの怪我といったものがあるのには一切気づきませんでした」と語っている。
ロメロ氏がアンバーと対面したのは、その日の夜10時半から11半頃、彼女に「ペントハウスの中に誰もおらず、安全かどうかを確かめてきてほしい」と依頼された時だったという。ロメロ氏はアンバーと彼女の親友ラケルを伴ってジョニーが所有する2つのペントハウスを確認したというが、「ペントハウスには誰もおらず、心配するようなことは何も無かった」とも証言している。(フロントロウ編集部)