先日、約4ヵ月ぶりに営業を再開したアメリカのディズニーワールドで、再オープン早々、「危惧していたこと」が起きてしまった。(フロントロウ編集部)

YouTuberが“ルール無視”の行動を取る

 新型コロナウイルスの影響で今年3月から臨時休園していたアメリカのフロリダ州オーランドにある世界最大規模のディズニーリゾート、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)で、現地時間7月11日にマジック・キングダムとアニマル・キングダム、7月15日にエプコットとハリウッド・スタジオが営業を再開した。

 アメリカでは依然として新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあるため、ディズニーワールドではゲストに入園前の体温チェックや園内でのマスク着用、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保を義務付けるなど、感染予防策を徹底している。

画像: YouTuberが“ルール無視”の行動を取る

 そんななか“熱狂的なディズニーファン”を自称し、That Crazy Disney Ladyの名でYouTuber(ユーチューバー)として活動するトーニャ・ブレイキーという女性とその友人のある行動に批判が集まっている。

 再開初日から2日間にわたってディズニーワールドで遊んだトーニャと友人女性のロビンは、その模様を撮影した10時間超に及ぶ動画をYouTubeにアップしたのだが、そのなかでロビンがディズニーワールドの園内で体調不良を訴えるひと幕があった。

 2人はすぐさま園内にある救護センターに行くも、そこで処方してもらった薬が効かず、再び救護センターへ。しかし、ロビンは頑なに病院に行くことを拒否し、2人はディズニーワールドの敷地内に居座り続けた。

 ロビンは以前からナッツ類を摂取すると息苦しくなるなど、アレルギー反応を起こすことが多々あったため、ブレイキーはアレルギー症状だと主張したが、救護センターで抗アレルギー薬を処方してもらったにもかかわらず、症状が改善するどころか悪化していたことから、動画を見た人たちからは「新型コロナウイルスに感染しているのでは?」と疑う声が…。

 2人が新型コロナウイルスに感染していたという確証はないが、仮に本当にアレルギー反応による体調不良であったとしても、みんなが敏感になっているこの時期に体調に問題を抱えながら遊び続けるのはあまりにも不謹慎。この一件を知った同じくディズニーファンを自称する人たちからは、「本当にディズニーランドを愛しているのであれば、スタッフの努力を台無しにしたり、ほかのゲストが不安に感じたりするような行動は取らないはず」といった、厳しい声が上がっている。

 ちなみに、パーク内で遊んでいる最中に体調不良になった場合の判断は、よっぽどでないかぎりゲストに託されていることもあり、営業再開前から一部の人たちのあいだで今回のような事案が出てくることが危惧されていた。(フロントロウ編集部)

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