恐竜たちが暴れ回る『ジュラシック・ワールド』
1993年にスティーブン・スピルバーグ監督が手掛け、歴史に名を残す大ヒット作となった『ジュラシック・パーク』。そのシリーズ5作目であり、『ジュラシック・ワールド』3部作の2作目、そして7月24日の金曜ロードショーで放送される『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、約190億円(1億7,000万ドル)の予算をかけて制作された超大作。
前作『ジュラシック・ワールド』は、『ジュラシック・パーク』より22年の時を経て作られたとあって、テクノロジーを駆使した超迫力の映像が話題になった。そしてそんな映像は、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』でも健在。恐竜たちが実際に存在するかのような映像体験を届けた。
ブライス・ダラス・ハワード、撮影中に失神
また、本シリーズでは恐竜以外のところにも魅力が。映画を見た人が絶対に乗ってみたくなってしまう、パーク内の移動に使われる「ジャイロスフィア」といえば、透明な球体の乗り物。しかし本作での撮影において、クレアを演じたブライス・ダラス・ハワードはジャイロスフィアの撮影でかなり大変な思いをしたと、米トーク番組『The Tonight Show(原題)』で明かした。
それは、フランクリン役のジャスティン・スミスとともにジャイロスフィアに乗り込み、パーク内を逃げるシーンのこと。勢いのある映像を撮るために、フアン・アントニオ・バヨナ監督は専用のジェットコースターを建設するという手段を取った。しかしブライスは、ジェットコースターが大の苦手だそうで…。
「フアン・アントニオ・バヨナはジェットコースターを作ることにしたの。私たちが無重力を経験できるようにってね。私たちは重力よりも速く落ちることになるって。(科学者じゃないからよく分からないけど)。実際に私は浮いた。すごくたくさんのテイクを取ることになった。でもこれは言わせてほしいんだけど、私はジェットコースターが本当に怖いの。ジェットコースターは災いの元なんだから…。本当に怖かったし、どのテイクでも怖かった。パニックが増えていって、5回目か6回目の時には、恐怖が膨らんでた。分かるでしょう。今ジャスティスが言ってくれて思い出した!私は叫び声をあげて、失神したの!」
なんと、ブライスは撮影中に失神! ジェットコースターを使った撮影の舞台裏映像はユニバーサル・ピクチャーズによって公開されているけれど、確かにこの映像を見るかぎり、ジェットコースターが苦手でない人でも身体的に負荷のかかる撮影であったことが分かる。
3作目でもスタントを行なうブライス
過酷なものであっても慣れてしまえば平気になる場合もあるけれど、重力の負荷もかかるような撮影で、さらに元々ジェットコースターが苦手であれば、回数をこなせばこなすだけストレスがかかるのも当然。
しかし撮影をやり遂げたブライスは、『ジュラシック・ワールド』最終編となる『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』にも続投。新型コロナウイルスの影響で撮影が中断されていたけれど、現在は再開されており、ブライスはすでにスタントも行なっているようで、今回も過酷な撮影であることが一目で分かる身体中アザだらけの写真を公開している。
Raise your hands if you’re happy to be doing stunts again!! https://t.co/Rq1rtH05QH pic.twitter.com/n6IMR2X0ov
— Bryce Dallas Howard (@BryceDHoward) July 16, 2020
(フロントロウ編集部)