明るい肌に近づけるお手本スキンケア
数ある肌悩みのなかでも多くの人が抱える悩みのひとつが、肌のくすみ。でも、毛穴やシミなどの悩みに比べて、肌のくすみはどうしたらいいのか、いまいち分からないという人もいるはず。
そんな肌のくすみを改善するのにオススメなのが、くすみに対応したスキンケアルーティン。やみくもに肌を整えて肌が明るくなるのを待つのではなく、くすみに働きかける成分を取り入れたスキンケアをルーティンで取り入れることで、肌がトーンアップできるという。
どんな成分をどういったルーティンで取り入れたらいいのか。皮膚科医が勧める、くすみ肌対策スキンケアをチェック。
朝:ビタミンC
朝のスキンケアとして取り入れるとトーンアップが期待できるのが、誰もが知る定番の成分であるビタミンC。
肌がくすむ原因のひとつが、メラニンが過剰につくられること。ビタミンCは、メラニンの生成を抑制してターンオーバーを促すことで、肌本来の明るさに近づけてくれる。そこまで大切な働きをしてくれるビタミンCだけれど、夜ではなく朝に取り入れるのには理由がある。
NYの皮膚科医であるハワード・ソーベル医師は、ビタミンCを朝に取り入れるべき理由について、ビタミンCには日中に紫外線にあたることで発生する、シミやシワを引き起こす活性酸素を抑える働きがあるからだと米メディアAllureで説明。そのため朝のスキンケアで取り入れることで、日中の紫外線対策ができるそう。
日中:紫外線対策
くすみのない明るい肌を目指すためにもやっぱり忘れてはいけないのが、紫外線対策。ソーベル医師は、紫外線によってできやすい肌の色ムラやシミを予防するために、日焼け止めをこまめに塗るよう勧めた。
夜:レチノール
くすみ対策スキンケアの夜のルーティンとして取り入れるべきなのが、小ジワ対策などエイジングケアでも人気の成分レチノール。
レチノールがくすみ対策にオススメの理由は、肌の代謝をアップさせてターンオーバーを促してくれるから。この代謝アップによって、古い肌から新しい肌に生まれ変わって肌のトーンアップが期待できるという。またレチノールには、ビタミンCとは反対に夜に取り入れるべき理由が。
ソーベル医師は、「レチノールを肌に塗っているときには、肌が紫外線からの影響を受けやすくなることがある」とコメント。朝ではなく夜のスキンケアで取り入れるのが良いと話し、レチノール入りの美容液やクリームをオススメした。
週に1回:サリチル酸やグリコール酸
毎日のスキンケア以外に、週に一度のスペシャルケアとして取り入れることで、肌をトーンアップしてくれる成分も。それは不要な角質のケアをしてくれる、サリチル酸やグリコール酸。肌を明るく見せるには、与えるだけでなく取り除くことも大切なステップだという。
皮膚科医のサンドラ・リー医師は、「サリチル酸やグリコール酸が入った洗顔料やフェイススクラブなどは、不要な角質をしっかりと除去することで、肌のくすみにアプローチしてくれる」とコメント。肌が炎症を起こしやすい人は、低刺激のものを選んだり、2週間に1回などに減らしたりしてもOKだそう。
くすみ肌にアプローチする成分と正しい使い方で、透明感のある明るい肌をゲットして。(フロントロウ編集部)