日焼け跡のケア方法を皮膚科医が伝授
真夏の野外で気をつけたい、服などの跡がくっきり残る日焼けは、箇所によっては夏ファッションの邪魔をすることも。そんな日焼け跡は、ただ跡が薄くなるのを待つよりも先手必勝。
焼けてしまったからとそこで諦めず、その直後からの日焼け肌のダメージケアがとても重要。やるのとやらないのでは断然差がつくという、皮膚科医がオススメする日焼け後のボディケアの極意をご紹介。
日焼け直後:とにかく肌に水分を与えて鎮静
日焼けした肌は、軽いやけどを負って炎症を起こしている状態と同じだと言われているため、まずは冷やすことが大切だけれど、もうひとつ欠かせないのが保湿。
皮膚科医のジョシュア・ツァイヒナー医師は、「日焼けした後には、乾燥した肌に水分を与えて、皮膚のバリアをできるだけ早く修復することがなにより重要」と米メディアAllureにコメント。この直後のケアができているかどうかによって、日焼け跡が薄くなる早さも変わってくるという。日焼け肌の保湿には、アロエ入りローションやジェルなど保湿と鎮静効果のある製品がオススメだそう。
翌日になっても肌が熱を帯びている場合は、この保湿&鎮静ケアを数日続けるのもポイント。また、日焼け直後の肌の乾燥をケアするには、内側からのケアも大事だそうで、なるべく水をたくさん飲むことでうるおいを補給できるという。
翌日~:ビタミンC入り製品でボディケア
応急処置を終えたら、次に大切なのが肌をトーンアップさせること。ビタミンCが入ったローションやオイルは、継続して塗ることで肌を明るくしてくれる働きがあるため、とくに日焼けした後は積極的に体に塗ると良いそう。
そしてビタミンCを選ぶべき理由はもうひとつ。ツァイヒナー医師は、「ビタミンCには抗酸化作用があり、肌が受けた紫外線ダメージの影響を最大限抑えてくれる」と説明し、シミなどができるのを予防する働きがあると話した。
数日後~:やさしく角質除去して明るい肌に
日焼けによる腫れや赤み、かゆみなどが完全におさまって肌が落ち着いたら、スクラブやピーリング角質ケアで日焼け跡にアプローチ。
皮膚科医のサラ・ジェイコビー医師は、「古い角質を除去し、新しい肌が生まれるのを助けることで、肌のトーンアップが期待できる」と米Selfにコメント。なるべく刺激の少ない角質除去製品を選び、定期的に取り入れることで徐々に肌が明るくなっていくという。
またジェイコビー医師は、角質ケアの直後は肌が薄くなり敏感になることもあるため、角質ケアをしたあとはより紫外線対策を徹底するようアドバイスした。
日焼けをしてしまったら、とくに直後のケアが大事なよう。うっかり日焼けではなくても応用できるので、日焼けケアのスリーステップをぜひ活用してみて。(フロントロウ編集部)