愛犬の「本当の名前」が判明
イギリス王室の主要王族として活動していた2018年に、すでに飼っていた「ガイ」と「ボーガード」という名の2匹の愛犬にくわえて、アニマルシェルターから1匹のラブラドール犬を引き取り、家族に迎えたヘンリー王子&メーガン妃。
この黒いラブラドールは、当初、「Oz(オージーまたはオズ)」と名づけられたと英Daily Mailが報じ、これは、メーガン妃とヘンリー王子が夫婦として初めて行ったロイヤル・ツアーで訪れたオーストラリアの愛称「オージー(Ausie)」と関係している可能性があると伝えられた。
しかし、間もなく欧米で出版される、夫妻とかなり近い間柄の王室付き記者のオーミッド・スコビーとキャロリン・デュランドによる王室回顧録『Finding Freedom:Harry and Meghan and the Making of a Modern Royal Family(原題)』の記述により、このラブラドール犬の名前はこれまでウワサされていたのとは、まったく違う名前であることがわかった。
8月11日に発売される同書の一部を先行入手した米Peopleの報告によると、スコビー氏とデュランド氏は夫妻の愛犬のラブラドール犬の名前が「Pula(プラ)」であると明かしているという。
ロマンチックな名前の由来
「プラ」という名前は、ヘンリー王子とメーガン妃の関係において重要な思い出がいくつもある、アフリカの国、ボツワナ共和国に由来するもの。
ボツワナは、ヘンリー王子がこよなく愛している地であり、交際開始後、初めてメーガン妃を連れて行ったバケーション先でもある。
その後も、2人は何度かボツワナに足を運んでいるほか、2019年のヘンリー王子のバースデーには、メーガン妃が自宅の庭にボツワナでの思い出のキャンプを再現するというロマンチックなサプライズを仕掛けたことでも知られる。
「プラ」という言葉は、ボツワナの公用語であるツワナ語で「雨」を意味する。乾燥地帯であるボツワナでは、雨はとても貴重な天からの恵み。さらに「プラ」は、ボツワナの通貨の名称でもある。
「雨」はヘンリー王子とメーガン妃にとって、不思議な縁があるもの。
2018年10月、夫妻が、何年間も干ばつ被害に悩まされているというオーストラリアの干ばつ地域ダボをを訪問した際には、奇跡的に恵みの雨が降るという出来事が。
さらに2020年3月、高位王族引退の数週間前にイギリス・ロンドンでのチャリティイベントにそろって出席した際には、土砂降りの中会場入りした2人のまるで映画のようなワンシーンがパパラッチのカメラに撮影。雨粒に車やフラッシュの光がキラキラと反射して幻想的な雰囲気を創り出し、その美しい仕上がりが、世間で「まるで魔法みたい」と評されるという出来事もあった。
大の愛犬家であり、ヘンリー王子との結婚以前から、保護犬を引き取ることに情熱を注いできたメーガン妃。
最初の保護犬のうちの1匹である「ボーガード」は、高齢のためイギリスからの飛行機に乗ることができず、泣く泣く手放すこととなったが、現在はビーグル犬のガイ、そして今回本当の名前が判明したプラと一緒にヘンリー王子と長男アーチー(1)とロサンゼルスで暮らしている。
ちなみに、メーガン妃とヘンリー王子は、アーチーと一緒に成長する犬を家族に迎えたいと、さらなる保護犬の受け入れを計画していると伝えられている。
両親の影響でアーチーは1歳にしてすでに愛犬家の片鱗を見せているようで、一家の愛犬たちとはすっかり仲良しだという。「アーチーと犬たちは親友同士です。犬たちはアーチーを笑わせていますし、すごく穏やかに接していますよ」と関係者は米Peopleに語っている。(フロントロウ編集部)